富山県砺波市で、助手席で吐かれてしまったFIAT 500Sの車内清掃をご依頼いただきました
富山県砺波市のお客様から、FIAT 500Sの車内清掃をご依頼いただきました。ご一緒に乗られていた方が助手席で吐かれてしまったとのことで、気になる箇所として挙がっていたのは助手席とドア周りです。
作業場所はお客様のご自宅の平面駐車場です。料金は普通車の基本清掃で30,000円(税込)、オプションの追加はありません。
こちらが着工前の助手席です。

座面と背もたれの中央が濃いグレーの布地で、そのふちに赤いパイピング。背もたれには500Sのロゴが入り、足元はチェッカー柄のフロアマットです。
この写真では、汚れがどこにどれだけ広がっているのかを見分けられません。 布のシートではよくあることで、目で見て分かる範囲と、実際に液体が入り込んでいる範囲は一致しません。だからこそ、見えている一点を狙って拭くのではなく、そのシート一帯を洗う前提で作業に入ります。
助手席で吐かれたとき、汚れはシートの上だけで終わりません
気になる箇所として「助手席とドア周り」が挙がっていましたが、これは実際に助手席で吐かれた車を見ている側からすると、とても自然なご指摘です。
座っている人の位置から考えると、前に向かったものは足元のマットへ、横に向かえばドアの内張りやドアポケットへ、体の脇からはシートとセンターコンソールのすき間へ入っていきます。座面の上だけをきれいにしても、ドアを開けたら残っていた、という形になりやすいのです。
こちらは着工前に、運転席側のドアを開けて車内を見たところです。

この車両はドアの内張りが赤で仕上げられています。手前にステアリングとペダル、シフトレバーが見え、奥に助手席が写っています。
そこで、うかがった助手席とドア周りを中心に、車内全体を見て手を入れていきます。ドアの内張り、ドアポケットの内側、乗り降りのときに足をかけるステップ、シートのすき間、マットの下——外から見えにくいぶん、後から気づきやすい場所です。
布のシートは、表面を拭くだけでは終わりません
車のシートは、見た目こそ一枚の生地ですが、その下にクッション材が入っています。スポンジのような素材で、細かい穴がつながった構造です。ここに液体がかかると表面にとどまらず、下へ入っていきます。上から拭き取れるのは表面に残っている分だけで、中へ入ったものは残ります。
やっかいなのは、しばらくすると見た目が元に戻ってしまうことです。水分が抜ければしみは薄くなり、座った感触も変わりません。それでも中に成分が残っていれば、気温や湿度が上がったときや、車を閉め切って時間が経ったときに、においとして戻ってくることがあります。
「拭いたのに、乗り込んだ瞬間だけ気になる」というご相談は、その多くがこの形です。掃除が足りなかったのではなく、表面より下に届いていなかった、ということになります。
ですので、吐いてしまったシートには、表面を拭く作業ではなく、中に入ったものを外へ出す作業が要ります。
洗って、その水ごと吸い上げます
そこで使うのがリンサークリーナーという機材です。水をシートに吹き付けながら、その水を汚れごと吸い上げる機械で、ご家庭の掃除機のように乾いたゴミを吸うのではなく、濡れたまま吸い出せます。
こちらが助手席の座面に作業をしているところです。

ノズルを座面に当て、先端から出ているものを生地に行き渡らせながら、少しずつ位置をずらして進めます。座面には黄色いクロスと、吸い上げ用の幅広のノズルも置いています。
一度で終わらせず、同じところを何度か往復させます。中へ入ったものは一回で全部が上がってくるわけではないので、入れて吸うのを繰り返し、薄めながら回収していきます。
届く深さには目安があります
ただし、この作業がどこまで届くかには目安があります。リンサークリーナーで吸い出せるのは、シートの表面からおよそ5cmまでです。
量が多かったり、時間が経って奥まで染み込んでいたりすると、5cmより深いところに残ることがあります。そうなると上から洗っても手が届かず、後日においが戻ってくることがあります。
分かりやすい判断材料は、座面を貫通して下側まで届いているかどうかです。シートの裏側やその下の床まで達しているようなら、上から洗うだけでは足りません。そのときはシートを車から取り外し、裏側からも作業をします。この取り外しはシート脱着として11,000円(税込)/脚の追加になります。
今回は、シートを取り外す作業は行っていません。基本清掃の範囲での作業です。
吸い上げた水は、こうしてタンクに溜まります
洗った水は機材のタンクに回収されます。そのタンクを開けたところがこちらです。

車の後ろ、青いシートを敷いた上で機材を扱っています。タンクに残っているのが、シートから吸い上げて回収した水です。
きれいな水を入れて洗い始めて、戻ってきたときにはこの色になっています。生地の表面を拭いていただけでは、この水は出てきません。シートを洗うというのは、目に見えないところにあったものを、水と一緒に車の外へ出す作業です。
荷室まで含めて、車内全体を見ています
ご依頼の中心は助手席とドア周りでしたが、荷室も見ています。着工前の荷室です。

荷物が置かれた状態で、後席の背もたれは立ったままです。車体が小さいぶん荷室も広くありませんので、ものが積まれていると床面が見えません。
作業を終えた後の同じ場所がこちらです。

荷物がなくなり、床面が見える状態になりました。積んだままでは下に手が入りませんので、荷室の作業をするときは、動かせるものを出した状態で進めます。
車内は一つの空間です。においが気になるご相談では、床面まで含めて見ておくほうが後の判断がしやすくなります。
作業を終えた車内です
作業を終えた助手席です。冒頭の一枚と、ほぼ同じ位置から撮っています。

500Sのロゴも、ふちの赤いパイピングもそのままです。
シートを水で洗うと聞くと、生地が傷まないか、逆にしみが広がらないかを心配される方がいらっしゃいます。吹き付ける水の量と吸い上げる強さのつり合いを見ながら進めるのは、そのためです。
運転席側のドアを開けて見たところです。

着工前の写真と同じ向きです。赤い内張りのドアやステアリング、足元まで含めて見ています。
そして車内全体です。

ダッシュボードに入った500のロゴ、助手席と運転席の座面、足元のチェッカー柄のマットまで写っています。
富山県では、電源をお借りしてお伺いしています
作業に使う機材には電気が要ります。地域によってご案内が変わる部分で、富山県では作業の際に電源をお借りしています。 駐車場が建物から離れていることもありますので、30m以上の延長コードを持参してお伺いします。
今回の砺波市のお客様は、ご自宅の平面駐車場で、電気と水道の両方をお借りできる環境でした。水も使わせていただけたので、洗いと回収を繰り返す作業を、水の量を気にせず進められています。

ご予約の際に、駐車場の様子と電気・水道をお借りできるかどうかをおうかがいしています。難しい場合はご相談のうえで進め方を決めますので、まずはそのままお知らせください。
今回の料金は30,000円(税込)です
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 普通車の基本清掃 | 30,000円(税込) |
| オプション | なし |
| 合計 | 30,000円(税込) |
料金は車種の区分でご案内しています。軽自動車が25,000円(税込)、普通車が30,000円(税込)、ミニバンや大型SUV、ワンボックスなどの大型車が35,000円(税込)です。FIAT 500Sは普通車の区分です。
ご相談をいただき、状態を確認して金額を確定し、ご了承いただいてから作業に入るという流れです。料金は作業に入る前に確定させてお伝えします。作業が始まってから金額が増えることはありません。お伝えしている基本プランとオプション以外の費用はいただきません。今回は基本清掃のみで、オプションの追加はありません。
ご同乗の方に汚されてしまった場合について
運転していたご本人ではなく、乗っていた方が車を汚してしまうことがあります。ご友人やご家族を乗せていて体調を崩された、という形です。
こうしたケースでは、汚してしまった方がご加入の個人賠償責任保険や日常生活賠償責任保険で、清掃費用を確認できる可能性があります。お車の持ち主側では、ご加入の自動車保険の車両保険を確認する流れになることもあります。どちらも、使えるかどうか、どこまでが対象になるかは契約や保険会社によって変わりますので、まずは加入先にお問い合わせください。
必要書類は保険会社によって異なりますが、見積書や領収書のご提出を求められることがあります。ご依頼の際の見積書と、お支払いの際の領収書はお渡ししていますので、それがそのままお使いいただけるかどうかも含めて、加入先にご確認ください。
保険をお使いになる場合でも、料金や作業の内容は変わりません。通常のプランと同じ料金・同じ内容でのご案内になります。
よくあるご質問
Q. 助手席だけ汚れてしまったのですが、そこだけお願いできますか?
A. シート1脚だけの部分清掃をお受けする場合もあります。料金の目安は22,000円(税込)で、シートを取り外す作業の料金とは別のものです。ただし、地域や汚れの内容、作業できる環境によってお受けできるかどうかが変わりますので、まずはご相談ください。今回のように助手席で吐かれた場合は、ドアの内張りやマット、シートのすき間まで及んでいることが多いので、そのうえでどちらがよいかをご相談させてください。
Q. においは残りませんか?
A. シートの中のウレタンの中心部まで入り込んでいる場合は、乾いたあとににおいが戻ってくることがあります。リンサークリーナーで吸い出せるのは、表面からおよそ5cmまでです。
Q. 電源や水道をお借りする必要はありますか?
A. 富山県では、作業の際に電源をお借りしています。駐車場が離れていることも考えて、30m以上の延長コードを持参します。水道もお借りできるとスムーズです。ご用意が難しい場合は進め方が変わりますので、ご予約の際にお知らせください。
Q. 作業のあいだ、そばにいたほうがいいですか?
A. 基本的には、作業の前後だけお立ち会いいただければ大丈夫です。作業のあいだ、ずっとそばにいていただく必要はありません。
Q. 富山県のどのあたりまで来てもらえますか?
A. 砺波市のほか、富山市、高岡市、南砺市、小矢部市など県内各地へお伺いしています。お住まいの地域をお知らせいただければ、日程とあわせてご案内します。
まとめ
富山県砺波市で、FIAT 500Sの助手席と車内の清掃をさせていただきました。料金は普通車の基本清掃で30,000円(税込)です。
助手席で吐かれてしまったとき、汚れはシートの上だけで終わりません。布のシートは表面を拭いても中に入ったものが残ります。洗って吸い上げた水がどんな色で戻ってきたかは、途中の写真でご覧いただいたとおりです。乗っていた方が体調を崩されることは誰にでもあります。時間が経つほど奥へ入っていきますので、気づかれた時点でご相談ください。
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