大阪府東大阪市で、BYD シーライオン6 の車内清掃をご依頼いただきました
大阪府東大阪市のお客様から、BYD シーライオン6 の車内清掃をご依頼いただきました。後部座席で同乗された方が嘔吐され、シートベルトの受け側にある溝に入ってしまった、というご相談です。ご依頼票には、固形物と胃液がその溝から内部へ入り込んでいる、と書かれていました。
お車は、納車から約1か月の新車です。買ったばかりのお車で、しかも普段は目に入らない場所に入り込んでしまった。ご相談をいただいた時点で、お客様がいちばん気にされていたのはそこでした。
嘔吐の車内清掃は、クルピカ24へのご相談のなかでも特に多いものです。ただ、今回のように「汚れた場所が分かっているのに、そこへ手を入れられない」というご相談は、少し性質が違います。どんな作業になるのかを、写真とあわせてご説明します。
ご自分で手を尽くされたうえでの、ご相談でした
今回のお客様は、ご相談の前にご自分で清掃を試みておられました。後部座席の背もたれを倒し、裏側から手を入れて溝の中に届かせようとされています。
ところが、背もたれを倒した先にはボルトや金具があり、そこから先へ手が入らない。ご依頼票にも「手が届かない状態です」と書かれていました。
背もたれを倒す、というのは、ご自分でできる範囲としてはかなり踏み込んだところまで進まれています。後席の背もたれは、荷物を積むときに倒すためのものですから、倒せば裏側が出てきます。ところが今回汚れが入ったのは、その背もたれの裏側ではなく、座面側にあるシートベルトの受け側でした。倒しても、目的の場所は向きが変わるだけで出てきません。
これは、道具や気力の問題ではありません。シートベルトの受け側は、車体やシートの骨格に直接留められている部分です。乗っている人の体を支える場所なので、しっかり固定されていて、そのぶん周囲に隙間がありません。上から見ると細い溝が一本あるだけに見えますが、その下は樹脂のカバーと金具と配線が組み合わさった構造になっていて、外側からは形すら見えない場所です。
そこへ液体が入り込むと、拭き取ることも、吸い取ることもできません。掃除機のノズルは太すぎて入りませんし、タオルを差し込んでも、溝の入口をなでるだけで終わります。
しかも、目で見て「どこまで入ったか」を確かめることもできません。表から見えるのは細い溝の入口だけで、その先がどうなっているかは分からない。拭いて表面がきれいになっても、内側に残っているかどうかは判断がつきません。ご相談の時点でお客様が気にされていたのも、取れたかどうかが自分では分からない、という点でした。
背もたれを倒すところまでされて届かなかったのですから、そこから先は取り外すしかない、という判断になります。ご自分でできることをやり切ったうえでのご相談だったので、こちらもシートを外す前提でご案内しました。
シート脱着で座席を取り外し、内部に手を入れました
今回は、車内基本清掃にシート脱着のオプションを付けてご依頼いただきました。座席を車体から取り外し、汚れが入り込んだ部分に直接手を入れられる状態にしてから清掃する作業です。

座席を留めているボルトを外していきます。床に見えている白い金具が、座席を固定していた座です。写真の範囲にもいくつか写っています。

座席を外した床です。取り外したシートベルトのバックルと、そのカバーになっていた樹脂の部品、コネクタと配線が並んでいます。赤い工具は、内張りを外すときに使うものです。
上から見えていたのは、赤い「PRESS」のボタンが付いた黒い頭の部分だけです。実際にはこれだけの部品が組み合わさっていて、汚れはその内側に入り込んでいます。

取り外したバックルの部品です。この状態になって初めて、溝の内側にあたる面へ手が届きます。車に付いたままでは触れない面です。

座席を外した後部座席の床の全体です。座席があると、この範囲はまるごと隠れています。シートを外すと、汚れた部品そのものだけでなく、その下の床まで見えるようになります。
分解して清掃する場合は、フロアカーペットを剥がして作業することもあります。どこまで外すかは、汚れがどこまで届いているかによって決まります。
作業を終えたあとの後席まわり

作業を終え、元どおりに組み付けたあとのシートベルトの受け側です。黒い樹脂の頭に赤い「PRESS」のボタンがあり、根元は黒い布のカバーで覆われています。まわりは茶色の合皮で、オレンジのパイピングが縁に入っています。写真の範囲に汚れは見当たりません。

受け側を近くから写した1枚です。根元の布のカバーは、折り目の一本まで見えています。この布は、汚れが入り込むと外からは洗いにくい部分です。

角度を変えた1枚です。左手前に、チャイルドシートの固定金具の位置を示すマークが写っています。後部座席は、こうした金具や表示が座面の合わせ目に沿って並び、隙間が多くなります。

後部座席の全体です。茶色と黒の合皮を組み合わせた内装で、縁にオレンジのパイピングが入っています。座面と背もたれの一部には、細かい穴の空いたパンチング加工が施されています。
この穴の空いた面は、汚れが穴の中に入ります。表面を拭くだけでは穴の中まで届きませんので、リンサークリーナーで吸い出していきます。洗浄液を出しながら同時に吸い上げる機械で、繊維や穴の奥に入ったものを水と一緒に引き出すために使います。
今回の料金
今回の内訳です。
- 車内基本清掃(普通車):30,000円(税込)
- シート脱着(オプション):11,000円(税込)
- 合計:41,000円(税込)
シート脱着は、車内基本清掃に追加していただくオプションです。オプションだけのご依頼は承っておりません。座席を外すこと自体が目的ではなく、外したうえで清掃するための作業だからです。
料金は作業に入る前に確定させてお伝えします。作業が始まってから金額が増えることはありません。お伝えしている基本プランとオプション以外の費用はいただきません。
出張費・交通費・高速代は、すべて基本料金に含まれています。別途いただくのは、コインパーキングで作業することになった場合の、作業車の駐車代だけです。お客様ご自身の駐車代ではありません。
なお、汚れの種類によって料金が変わることはありません。嘔吐の跡でも、ペットの毛でも、飲みこぼしでも、車種区分の基本料金は同じです。
作業した場所について
今回はコインパーキングでの作業で、電気も水道もお借りできない場所でした。
クルピカ24では、ポータブル電源と、作業に使う水を持参しています。ご予約状況により、電源をお借りできる場所への移動をお願いする場合があります。
作業のあとは、洗った面に水分が残った状態になります。リンサークリーナーを使った箇所は脱水してお返ししますが、それでもしばらくは湿り気が残ります。窓を開けて風を通していただくと乾きが早くなります。閉め切ったままにすると、湿った空気がこもって別のにおいの原因になることがあります。
嘔吐のにおいについて、あらかじめお伝えしていること
シートの中のウレタンの中心部まで入り込んでいる場合は、乾いたあとににおいが戻ってくることがあります。リンサークリーナーで吸い出せるのは、表面からおよそ5cmまでです。
これは、ご依頼の前にお伝えするようにしています。座面を貫通して下まで届いているような場合には、シートを取り外す作業が必要になることもあります。今回のように、汚れの入った場所が最初から手の届かない構造の中にあるときも同じです。
逆に言えば、どこに入り込んでいるかが分かっているご相談は、対処の見通しが立てやすいものです。今回はお客様が「シートベルトの受け側の溝」とはっきり伝えてくださっていたので、シートを外すという判断がご相談の段階でできました。
新車のうちほど、早めにご相談ください
今回のお車は納車から約1か月でした。新しいお車ほど「自分でなんとかしたい」と思われますし、実際にお客様も背もたれを倒すところまでされています。
ただ、車内の汚れは、時間が経つほど扱いにくくなります。液体は乾くと繊維や樹脂の面に固着し、においの元も一緒に残ります。手の届かない場所に入っている場合は、乾いてから取り出すよりも、早い段階で分解して洗い出したほうが結果は違ってきます。
ご自分で試されるのは悪いことではありません。今回のように、試したうえで「ここから先は届かない」と分かった時点でご相談いただけると、こちらもどこに手を入れればよいかが分かります。
嘔吐があったとき、その場でやっていただけること
すぐに業者を呼べないこともあると思います。その場でできることをいくつか挙げておきます。
まず、固形物があれば先に取り除いてください。そのうえで、こすらずに上から押さえるようにして水分を吸わせます。こすると、その分だけ繊維や隙間の奥へ押し込むことになります。
次に、フロアマットは外して干してください。外しておくだけでも、車内にこもるにおいの量が変わります。
そして、窓を開けて風を通してください。閉め切ったままにすると、湿ったところが乾かず、においが強く残ります。
無理に分解しようとするのは、おすすめしません。今回のシートベルトの受け側のように、内装の部品はボルトや樹脂の爪で固定されていて、外す順番を間違えると割れることがあります。届かないと感じた時点で、そのままの状態でご相談ください。
消臭スプレーを大量にかけるのも、あまりおすすめしません。においの元が残ったままだと香りが混ざるだけになりやすく、水分が増えたぶん乾きにくくもなります。
よくあるご質問
Q. シートベルトの溝に入り込んだ汚れも取れますか?
A. 上から拭くだけでは届きませんので、必要に応じて座席を取り外し、部品を分解した状態で洗います。今回の東大阪市の作業でも、シートを外してから内側に手を入れました。どこまで入り込んでいるかは実際に拝見して判断しますので、ご相談ください。
Q. 自分で背もたれを倒して掃除したあとでも頼めますか?
A. はい。ご自分で試されたあとのご依頼はよくあります。どこまで手を入れられたかを教えていただけると、こちらもどこから作業すればよいかが分かりますので、そのままお伝えください。
Q. シートを外す作業はいくらですか?
A. シート脱着は11,000円(税込)/脚です。今回は車内基本清掃(普通車)30,000円(税込)とあわせて、合計41,000円(税込)でした。
Q. シートを外す作業だけを頼めますか?
A. シート脱着だけのご依頼は承っておりません。車内基本清掃に追加していただくオプションとしてご案内しています。座席を外したうえで清掃するための作業だからです。
Q. 新車でも作業してもらえますか?
A. はい。今回のお車も納車から約1か月でした。買ったばかりのお車でも、汚れが入り込んでしまうことはあります。気になった時点でご相談ください。
Q. 電源や水道がない駐車場でも作業できますか?
A. ポータブル電源と、作業に使う水を持参します。ご予約の状況によっては、電源をお借りできる場所へ移動をお願いすることがあります。
Q. 作業のあいだ、そばにいたほうがいいですか?
A. 基本的には、作業の前後だけお立ち会いいただければ大丈夫です。作業のあいだ、ずっとそばにいていただく必要はありません。お立ち会いなしで、お車の鍵の受け渡しとお支払い方法だけ先に決めて作業する場合もあります。
Q. 車内清掃に保険は使えますか?
A. 保険が使えるかどうかは、ご加入の内容と保険会社の判断によります。今回のご依頼では保険は使わず、通常の清掃プランとしてご案内しました。ご利用になる場合は見積書や領収書が必要になることがありますが、必要書類は保険会社によって異なりますので、加入先にご確認ください。保険が使えない場合も、通常の清掃プランで対応できます。
まとめ
大阪府東大阪市のBYD シーライオン6で、後部座席のシートベルトの受け側に入り込んだ嘔吐の清掃を行いました。お客様は背もたれを倒して裏側から手を入れるところまで試されていましたが、ボルトや金具に阻まれて届かない状態でした。今回はシート脱着のオプションで座席を取り外し、バックルの部品を分解した状態にしてから清掃しています。料金は車内基本清掃(普通車)30,000円とシート脱着11,000円で、合計41,000円(税込)でした。
汚れた場所が分かっているのに手が入らない、というのは、車内ではよくあることです。シートベルトの受け側、シートの合わせ目、コンソールの隙間。どれも普段は目に入らず、入り込んだものは外から見えません。手が入らないと分かったら、無理をせずそのままの状態でお知らせください。どこまで外す必要がありそうかは、こちらで判断してご案内します。金額は、状態を確認したうえで作業前に確定させてお伝えします。
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