車が水に浸かってしまい、これからどうすればいいのかを調べていらっしゃると思います。そして検索して最初に目に入るのが、「洗っても臭いは消えない」「廃車にしたほうがいい」という言葉ではないでしょうか。
そう書いているページを実際に開いて確認しました。いちばんはっきり「消臭できない」「廃車買取りがおすすめ」と書いていたのは、車の買取りをすすめる内容の個人のブログでした。その結論を読んで諦めかけている方に、先にお伝えしたいことがあります。
洗浄では戻らない場合は、確かにあります。それは事実です。ただし、すべての冠水車がそうなるわけではありません。分かれ目になるのは、どこまで浸かったかと、何の水だったかの2つです。足元まで雨水が入っただけの車と、天井の近くまで泥水に浸かった車を、同じ「水没車」という言葉でひとまとめにするから、話が噛み合わなくなります。
この記事では、その線引きを書きます。洗浄で戻る可能性がある範囲、分解しての洗浄と乾燥が必要になる範囲、そして洗浄では戻らない範囲を、隠さずに分けます。ご自身の車がどこに当てはまりそうかを、確かめる手がかりも入れました。あわせて、先に金額をお伝えできない理由と、いつお伝えできるのかも書きます。
どこまで浸かったかで、話がまったく変わります
同じ「水没した」でも、水面がどこまで上がったかで、必要な作業がまったく変わります。まずはご自身の車がどの段階に近いのかを見てください。そのうえで読み進めていただくと、この先の話が自分ごとになります。
足元・フロアマットまで
フロアマットが濡れた、足元に水が入ったという段階です。マットの下のカーペットまで水が届いていても、シートの座面までは上がっていない状態を指します。
この段階でも、カーペットの下は濡れています。車内に水が入った時点で、水はマットとカーペットを通り抜けて、その下の吸音材まで届きます。フェルトのような材で、いったん含んだ水は、上から風を当てても抜けません。
そして、雨水にも雑菌はいます。濡れたまま置けば、そこがにおいの出どころになります。「足元までだったから軽い」とは言えません。
それでも、この段階のご相談はお受けしています。通常の車内清掃で届くのはカーペットの上までで、その下に残った水分には完全には届きません。においが戻る可能性がある — そこをご承諾いただいたうえでの作業になります。戻らないとお約束できないからお受けしない、という形にはしていません。
座席の座面まで/シートに水分が及んでいる
座面が濡れた、座ると湿っている、シートの中まで水が入ったと思われる段階です。ここから話が変わります。
この段階になると、通常の車内清掃ではなく、内装を分解したうえでの洗浄・乾燥が必要になる可能性が高くなります。シートの内部は、外から拭いても風を当てても届きません。フロアカーペットの下も同じです。座席やフロアカーペットを取り外して、内部を洗って乾かす作業になります。
作業の性質が変わるので、かかる時間も費用も、通常の車内清掃とは別のものになります。ここは正直にお伝えしておきます。
天井の近くまで浸かった
車内のほぼ全体が水に浸かった段階です。ここは、車内の洗浄では戻らない領域です。
内装だけの話ではなくなるためです。天井の近くまで水が来ていれば、その下にあるものはすべて水に浸かっています。電装系を含めて、車そのものをどうするかという別の判断が必要になります。洗ってきれいにすれば乗れる、という段階ではありません。
この場合、清掃を先に急いでも解決にはつながりません。まずは整備の相談先で、車として使える状態なのかを見てもらってください。
自分の車がどれか、確かめる手がかり
水が引いたあとでは、どこまで浸かったのかが分かりにくくなります。次の3つが手がかりになります。
- 車体の外側に残った泥の跡の高さ。ドアやボディの外側に、水が引いたあとの線が残っていることがあります。タイヤの上あたりまで来ていたなら、車内も座面の高さまで届いていた可能性があります
- シートの座面を強く押してみる。手のひらで体重をかけて押したときに水が染み出すなら、シートの内部に水分が入っています
- フロアマットをめくって、その下を触る。マットが乾いていても、下のカーペットが湿っていることがあります
ただし、これで確定するわけではありません。実際にどこまで水と汚れが入っているかは、シートやカーペットを取り外して中を見ないと分かりません。あくまで「どの段階に近そうか」の見当をつけるためのものだとお考えください。
雨水か、泥や下水が混じったか
浸かった高さと同じくらい大事なのが、その水の中身です。同じ高さまで浸かっていても、水の中身が違えば難しさが変わります。
雨水だけだった場合
降った雨が溜まって入り込んだだけであれば、泥水よりは汚れそのものが少なくなります。ただし「雨水だからきれい」ではありません。路面を流れてきた水ですし、雨水にも雑菌はいます。濡れたまま放置すれば、においは出ます。
浸かった範囲次第で洗浄でお受けできますが、内部が濡れていることに変わりはないので、乾かす作業が必要です。そのうえで、内部まで完全に乾かし切れるかどうかは別の話になります。
泥・ヘドロ・下水が混じった水だった場合
川の氾濫や側溝からあふれた水には、泥やヘドロ、下水が混じります。これらは有機物と雑菌を大量に含みます。
それが内装の内部に入り込むと、乾かしただけでは臭いが残ります。水分は抜けても、入り込んだ汚れそのものは残っているからです。この場合は、洗って汚れを出すところまでやらないと収まりません。そして入り込んだ場所が奥であるほど、そこへ届かせるために分解が必要になります。
どちらだったかを見分ける
難しい判断ではありません。次の2つで、おおよその見当がつきます。
- 水が引いたあとに、泥やヘドロが残っているか。フロアやマットの上、足元の隅に泥が溜まっていれば、泥水が入っています
- においの質。湿った雑巾のようなにおいなのか、ドブのようなにおいなのか。後者であれば、雨水だけではなかった可能性があります
ご相談いただくときに、この2つをお伝えいただけると、こちらでも状況がつかみやすくなります。
乾いたはずなのに臭うのはなぜか
「晴れた日に窓を開けて何日も干した。マットも外して乾かした。それなのに足元が臭う」というご相談があります。手を抜いたからではありません。届いていないだけです。
表面が乾いても、内側は乾いていません
車のフロアは、めくれるマットの下にカーペットが敷かれ、そのカーペットの下に遮音材や吸音材が入っています。音や熱を抑えるための材料で、厚みのあるフェルトのようなものです。
この層が水を抱え込みます。スポンジが水を含むのと同じで、いったん染み込むと、外から風を当てたくらいでは抜けません。表面のカーペットが手で触って乾いていても、その下は濡れたまま、ということが起こります。
窓を開けて干しても、そこまでは乾きません
窓やドアを開けて風を通すのは、やらないよりずっと良いことです。ただし、その風はカーペットの下までは届きません。だから「乾かしたはずなのに臭う」が起きます。
湿ったままの場所に、泥水の汚れが残っていれば、そこが臭いの出どころになり続けます。上から風を当てても、そこには届きません。
必要な範囲を取り外して、奥から洗って乾かす。遠回りに見えますが、そこまでやらないと収まらないのが、冠水した車の難しいところです。
水が引いた直後にできること、やってはいけないこと
ご相談をいただくまでの間にも、できることがあります。逆に、やらないほうがよいこともあります。
やらないほうがよいこと
- エンジンをかけない。水が入っている状態で動かすと、不具合が広がる可能性があります。動かしてよいかどうかは、整備の相談先に見てもらってから判断してください。これはクルピカ24が判断できる領域ではありません
- 濡れたまま締め切って放置しない。閉め切った車内は湿気が抜けず、カビと臭いが進みやすくなります
- ヒーターの熱で一気に乾かそうとしない。おすすめしません。乾かし方についても、車の状態を見てもらったうえで相談されるほうが確実です
できること
- 窓やドアを開けて、風を通す。奥までは乾きませんが、それでも湿気がこもり続けるよりは良い状態になります
- フロアマットを外して、外で乾かす。外せるものだけで構いません。車内から水分を持ち出せます
- 水に浸かった高さが分かるうちに、写真を撮っておく。泥の跡や、車内の濡れた範囲を撮っておくと、あとで状況を説明するときに役立ちます。水が引いて跡が消えると、説明が難しくなります
早いほうがよい理由
お住まいの状況によっては、車のことを後回しにせざるを得ないこともあると思います。それでも、ご相談だけは早いほうが選択肢が残ります。
湿ったまま時間が経つほど、カビと臭いは進みます。同じ浸かり方でも、直後と数週間後では状態が変わります。まだ何も決められない段階でも、状況をお知らせいただければ、どの段階に近そうかまではお答えできます。
そのままにすると、どうなるか
脅かすつもりはありませんので、分かっていることだけを書きます。
湿った状態が続くと、カビが出ます。入り込んだ有機物が残っていれば、腐敗したにおいにもつながります。においは布地や内張りに移っていくため、時間が経つほど、洗う範囲が広がります。
内装材そのものが傷むこともあります。水を含んだままの内装材は、乾かしても元の状態に戻らないことがあります。金属部分に水分が残れば、サビの原因にもなります。
どれくらいの期間でどうなるかは、状態と環境によって変わります。「何日でこうなります」と言い切れるものではありません。ただ、放っておいて良くなる方向へは進まないということは、はっきりお伝えしておきます。
洗浄で戻る範囲と、戻らない範囲
ここがこの記事でいちばん書きたかったところです。受けられない範囲を伏せたまま「ご相談ください」と書くと、実際にお電話をいただいてからお断りすることになります。それは、いま困っていらっしゃる方にとっていちばん無駄な時間です。ですから、分けて書きます。
洗浄で対応できる可能性がある範囲
浸かったのが足元までで、水が雨水で、時間があまり経っていない。この3つがそろっていれば、通常の車内清掃の作業でお受けしています。
ただし「元どおりになる」という意味ではありません。車内に水が入っていれば、カーペットの下の吸音材まで濡れています。上から吸う作業では、そこまで完全には届きません。においが戻る可能性があることをご承諾いただいたうえでの作業になります。
3つのうち1つでも外れている場合は、状態を見てからの判断になります。たとえば足元までであっても、泥水が入って何週間も経っていれば、話は次の範囲に近づきます。
分解しての洗浄・乾燥が必要になる範囲
座席まで水が及んでいる場合や、泥水が内部に入り込んでいる場合です。座席やフロアカーペットを取り外し、内部の汚れを洗い出して、奥から乾かす作業になります。
クルピカ24は、この範囲までお受けしています。ただし通常の車内清掃とは別の作業になるため、進め方も、かかる時間も変わります。次の章に書きます。
作業の範囲がどこまで広がるかで、清掃の呼び方も内容も変わります。簡易的な清掃、通常の車内クリーニング、分解を伴うクリーニングで何が違うのかを整理した記事がありますので、判断の材料にしてください。車内クリーニング業者の選び方|簡易清掃・車内クリーニング・分解クリーニングの違い
洗浄では戻らない範囲
天井の近くまで浸かった車と、汚泥や下水が大量に入り込んだ車です。ここは、車内を洗う作業で解決する話ではありません。
そして、洗浄をお受けできる範囲であっても、「完全に元どおりになります」とは書けません。汚れの種類、浸かった時間、素材によって結果は変わります。「二度と臭いません」ともお約束できません。できるのは、原因になっている汚れと水分を、届く範囲で取り除くところまでです。そこは正直にお伝えしたうえで、お受けするかどうかを一緒に決めさせてください。
戻らないと分かった場合は
洗浄では難しいと分かった場合、その先は車そのものをどうするかという話になります。
クルピカ24は車内の清掃をする会社なので、車の売却や買取のご案内はしていません。そこは、別の専門のところへご相談ください。この記事の冒頭に書いたとおり、「洗っても無駄だから手放すべきだ」と最初から結論づけているページには、買取りをすすめる立場のものが混じっています。手放すかどうかを決める前に、まず、ご自身の車がどの段階なのかを確かめてください。
先に金額をお伝えできない理由と、いつお伝えできるか
この記事には、冠水した車の洗浄の金額を書いていません。その理由と、いつお伝えできるのかを書きます。
通常の車内清掃の料金では対応できません
まず前提として、座席まで浸かった車の作業は、通常の車内清掃とは別のものです。取り外す部分も、乾かす手間も違います。通常の料金表の金額を思い浮かべたままご相談いただくと、あとで食い違いになります。ここは先にお伝えしておきます。
「まず見積もりだけください」が、このケースではできません
先に、いちばん食い違いやすいところを書きます。冠水したお車では、先に見積もりをお出しすることができません。
通常の車内清掃であれば、車種と状態をうかがえば金額をお出しできます。冠水したお車では、それができません。出し渋っているのではなく、出すための材料がまだ無いということです。
そこで、この記事では言葉を2つに分けて使います。
- 概算…分解する前にお伝えできる、費用感の目安です。金額のお約束ではありません
- 見積もり…分解して中を確認したあとに、初めてお出しできるものです
この2つは別のものです。混ぜて受け取ってしまうと、あとで話が食い違います。
なぜ先に金額をお伝えできないのか
洗って戻るのか、部品を交換しなければならないのかが、外からは分からないためです。
水に浸かった内装材や部品には、洗浄で戻るものと、交換が必要になるものがあります。そのどちらなのかは、シートやフロアカーペットを取り外して中を見るまで判断できません。交換する部品があるかどうかで金額が変わりますから、見ないまま金額をお約束することができません。
これが、この記事に「いくらです」と書けない理由です。書かないのではありません。まだ誰にも分からない、という意味です。
ちなみに、同じテーマの記事を出している洗浄業者のサイトをいくつか確認しました(2026年8月26日時点)。金額を載せている業者もありましたが、いずれも下限だけを示す書き方で、「現車を見ないと出せない」「浸水の程度と分解範囲によって変わる」と添えられていました。「洗浄料金について」といった見出しを立てたうえで、金額そのものは書いていない業者もあります。読者にとって不親切だという話ではありません。実際に、見てみないと出せないためです。
お伝えできるのは、まず概算です
状況をうかがったうえで、どれくらいの規模の話になるのかを概算でお伝えします。くり返しになりますが、これは確定した金額ではありません。
目安になる数字も書いておきます。分解しての洗浄・乾燥が必要になるお車では、1台あたり30万円前後になることがあります。ただし、これはあくまで概算です。分解したあとの状態と、交換が必要になる部品によって変わります。浸かった高さや、混じっていた水の種類が違えば、この数字どおりにはなりません。
その費用感で進めてよいかどうかを、先にご検討いただきます。個人の方はここで判断していただけますし、法人であれば社内でご検討いただく段階です。金額の見当がまったくつかないままお車を預けていただくことにはなりません。
正式な見積もりは、分解したあとに出ます
クルピカ24は、次の順番で進めます。
- 現車を確認します
- 概算をお伝えします。ここでご検討いただきます
- 進めてよろしければ、お車をお預かりして分解し、状態を確認します
- そこで初めて、正式なお見積もりをお出しします
見積もりのどこを見れば作業範囲が読み取れるのかを整理した記事もありますので、比べるときの参考にしてください。車内クリーニングの見積もりで確認すべき作業範囲|安さだけで選ばない方がいい理由
分解したあとにお断りいただくこともできます。ただし費用は発生します
ここは、預けていただく前に必ずお伝えしておきます。
4の正式なお見積もりをご覧になったうえで、お断りいただくことはできます。そこで進めないという判断をしていただいて構いません。
ただし、その時点ですでに分解する作業が発生していますので、その分の費用はかかります。「見積もりは無料で、見てから断れる」という形にはなりません。
これは、ここまで書いてきた「分解しないと分からない」の裏返しです。分解という作業を実際に行うから数字が出せるのであって、その作業だけが無かったことにはなりません。知らずに預けてしまうと、あとで困るのはお客様です。だから先に書いています。
お預かりしている間のお車について
分解しての作業になるため、お車をお預かりする形になります。その間の代車は、有料でご用意できる場合があります。ご用意できるかどうかは、地域とその時の状況によって変わりますので、ご相談のときにお尋ねください。
なお、費用のことでもう一点だけ。ご加入の車両保険に災害による損害の補償が含まれていれば、使える場合があります。ただし、対人・対物の補償だけで、ご自身のお車の補償までは付けていない方も少なくありません。まずはお手元の証券をご確認ください。使えるかどうかを最終的に判断するのは保険会社です。保険が使えない場合でも、ご相談は承っています。確認が済んでいない段階でもお声がけください。
施工するのは提携会社の担当者です
冠水した車の分解洗浄は、実際には提携会社の施工担当者が行います。クルピカ24がお客様からうかがった状況を共有し、対応できるかどうかの確認を取ったうえでご案内します。
法人・複数台のご相談も受けています
社用車が何台も浸かった、という状況のご相談も受けています。台数がまとまる場合も、進め方は同じです。
社内でご検討いただく必要がある場合も、上の流れは変わりません。先に概算をお伝えする段階があるのは、社内でご検討いただくために数字が必要になるためです。台数、浸かった高さ、水の種類をお知らせいただければ、そこからご相談させてください。
作業する場所と、お車が動かせない場合
この記事のはじめに書いた3つの段階は、そのまま「どこで作業するか」にもつながります。洗浄で対応できる範囲なのか、分解が必要なのかで、進み方が変わります。
洗浄で対応できる範囲なら、お車のある場所で作業します
足元・フロアマットまでで、通常の車内清掃の作業で対応できる場合です。クルピカ24は出張型なので、お店へ車を持ち込んでいただく必要はありません。
作業する場所は、ご自宅の駐車場、職場の駐車場、コインパーキングなど、いまお車が停まっている場所です。全国でご相談いただけます。
持ち込み型と出張型で何が違うのか、業態ごとに公式サイトを確認して整理した記事もあります。依頼先から考えたい方はこちらをご覧ください。車内清掃はどこに頼む?ガソリンスタンド・カー用品店・専門業者の料金比較
分解が必要な場合は、お車をお預かりします
座席まで水が及んでいて、内装を分解しての洗浄・乾燥が必要になる場合です。この場合は、その場で作業して終わるものではありません。ひとつ前の章に書いた進め方のとおり、お車をお預かりします。
お預かりする期間は、状態によって変わります。どこまで分解するかで、洗う作業も乾かす時間も変わるためです。状態を確認したうえでお伝えします。
お車が動かせない場合
水に浸かったお車は、自走できないことがあります。動かしてよいかどうかも、整備の相談先に見てもらうまで分かりません。
お車を引き取りに伺えるかどうかは、地域と、担当する提携会社によって変わります。できるとも、できないとも、ここでは申し上げられません。できるかどうかを含めて、まずご相談ください。お車の場所と状態をお知らせいただければ、確認してお答えします。
よくある質問
Q. 洗えば臭いは完全に消えますか?
A. 完全に消えるとはお約束できません。浸かった高さ、水の中身、経ってからの時間、素材によって結果が変わります。洗浄では戻らない範囲があることも、この記事に書いたとおりです。できるのは、原因になっている汚れと水分を、届く範囲で取り除くところまでです。そのうえでどうするかを、一緒に決めさせてください。
Q. どこまで浸かったら分解が必要ですか?
A. 目安は座席の座面です。シートに水分が及んでいる場合や、泥水が入り込んでいる場合は、内装を分解したうえでの洗浄・乾燥が必要になる可能性が高くなります。足元・フロアマットまでであれば通常の車内清掃の作業でお受けしていますが、その場合もカーペットの下の吸音材は濡れています。においが戻る可能性をご承諾いただいたうえでの作業です。確定するのは、実際に取り外して中を見てからです。
Q. 見積もりはいつ出ますか?
A. 正式なお見積もりは、お車をお預かりして分解し、状態を確認したあとにお出しします。その前に概算をお伝えする段階がありますので、金額の見当がつかないまま預けていただくことにはなりません。分解前に正式な数字を出せないのは、洗浄で戻る部品なのか交換が必要な部品なのかが、中を見るまで判断できないためです。なお、正式なお見積もりをご覧になってからお断りいただくこともできますが、その時点で分解の作業が発生しているため、その分の費用はかかります。
Q. 保険は使えますか?
A. ご加入の車両保険に災害による損害の補償が含まれていれば、使える場合があります。ただし、対人・対物の補償だけで、ご自身のお車の補償までは付けていない方も少なくありません。まずはお手元の証券をご確認ください。使えるかどうかを最終的に判断するのは保険会社です。保険が使えない場合でも、ご相談は承っています。
Q. 車を預けている間、代車はありますか?
A. 有料でご用意できる場合があります。ご用意できるかどうかは地域とその時の状況によって変わりますので、ご相談のときにお尋ねください。
Q. 動かせない車でも来てもらえますか?
A. 洗浄で対応できる範囲であれば、クルピカ24は出張型ですので、お車のある場所へ伺って作業します。分解が必要な場合はお預かりする形になりますが、お車を引き取りに伺えるかどうかは、地域と、担当する提携会社によって変わります。できるかどうかを含めて、まずご相談ください。
Q. 何日くらいかかりますか?
A. 状態によって変わります。浸かった高さ、水の中身、どこまで分解するかで、作業も乾燥にかかる時間も変わるためです。何日と言い切れる作業ではありませんので、状態を確認したうえでお伝えします。
Q. 社用車が複数台あります。まとめて相談できますか?
A. はい、法人・複数台のご相談も受けています。台数、浸かった高さ、水の種類をお知らせください。社内でのご検討が必要な場合も、先に予算感をお伝えする流れは同じです。
Q. 浸かってから時間が経っていますが、まだ間に合いますか?
A. まずご相談ください。時間が経つほどカビと臭いは進みますが、それで一律に手遅れになるわけではありません。どの段階に近そうかは、状況をうかがえばお答えできます。洗浄では難しいと分かった場合も、その時点でお伝えします。
まとめ
冠水した車の話は、どこまで浸かったかと何の水だったかで分かれます。足元までの雨水であれば通常の車内清掃の作業でお受けしていますが、その場合もカーペットの下は濡れているので、においが戻る可能性をご承諾いただいたうえでの作業になります。座席まで及んでいれば分解しての洗浄・乾燥が必要になる可能性が高くなります。天井の近くまで浸かった車と、汚泥が大量に入り込んだ車は、洗浄では戻りません。
金額を先にお伝えできないのは、隠しているからではありません。洗浄で戻る部品なのか、交換が必要な部品なのかが、取り外して中を見るまで分からないためです。ですから、現車を確認して概算をお伝えし、ご検討いただいたうえでお預かりして、分解して状態を確認してから正式なお見積もりをお出しします。概算と見積もりは別のものです。そして、見積もりを見てからお断りいただくこともできますが、その時点で分解の費用は発生します。
「洗っても無駄だ」と決める前に、ご自身の車がどの段階なのかを確かめてください。浸かった高さ、水に泥が混じっていたか、いつのことか。この3つをお知らせいただければ、そこからご相談させてください。お車が動かせない場合も、引き取りに伺えるかどうかを含めてご相談いただけます。
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