山形県山形市でいただいたご相談
山形県山形市にお住まいのお客様から、トヨタ プロボックスの車内清掃についてご相談をいただきました。お困りだったのは、車内に染みついたタバコの臭いとヤニ汚れ、そして飲みこぼし・食べこぼしによる汚れです。気になっている箇所をうかがったところ、どこか一部分ではなく「車内全体」とのことでした。
プロボックスは仕事でも普段の足でも使われることの多い車で、乗る人数や使い方によって車内の汚れ方が大きく変わります。今回のように、臭いの問題と目に見える汚れの両方が重なっているケースでは、ゴミを片づけるだけでは手応えが出にくくなります。臭いのもとが、シートやフロアの繊維、そして天井の内張りといった、拭いただけでは触れられない場所に残っているためです。
今回のご依頼では、お客様から「どうやって清掃するのかを知りたい」というご要望もいただきました。そこでこの記事は、料金や結果だけをまとめるのではなく、実際にどの順番で何を行い、なぜその順番なのかを中心に書いていきます。車内清掃を検討されている方が、作業のイメージを持てる内容にしたいと思います。
気になっていたのは「タバコの臭い・ヤニ汚れ」と「飲み・食べこぼし」
ご相談の症状は、大きく分けて二つでした。
一つはタバコによるものです。タバコの煙は空気と一緒に車内を回るため、灰皿まわりだけが汚れるわけではありません。煙に含まれる成分は、シートの生地、フロアのマット、そして上へ昇って天井の内張りに付着します。時間が経つとこれが樹脂のような膜になり、茶色い筋やシミとして表に出てきます。臭いが取れにくいと感じる原因の多くは、この付着したヤニが車内に残り続けていることにあります。
もう一つは、飲みこぼし・食べこぼしによる汚れです。こぼれた飲み物はシートやフロアの生地にしみ込み、表面を拭いても内側に糖分や汚れが残ります。乾いた後は見た目が薄くなるので気づきにくいのですが、湿気の多い時期になると、残った成分が臭いのもとになります。食べこぼしの細かいかけらも、シートのすき間やレールの下に入り込んで溜まっていきます。
この二つが重なると、「掃除機はかけているのに車内の空気がすっきりしない」という状態になりがちです。今回も、表面をきれいにするだけでなく、生地の内側に残ったものと、天井に付いたヤニの両方に手を入れる必要がありました。
今回の作業内容と料金の内訳
今回実施した内容と料金は、次のとおりです。
| 作業内容 | 料金(税込) |
|---|---|
| 車内清掃(普通車) | 30,000円 |
| 天井清掃(オプション) | 10,000円 |
| 合計 | 40,000円 |
トヨタ プロボックスは普通車の区分になりますので、車内清掃の基本料金は30,000円(税込)です。これに天井清掃10,000円(税込)を加えて、合計40,000円(税込)でお受けしました。
車内清掃の料金は、軽自動車が25,000円(税込)、普通車が30,000円(税込)、大型車が35,000円(税込)という区分です。天井清掃は10,000円(税込)のオプションで、車の区分にかかわらず同じ金額になります。
清掃の流れ(1)状態を確認し、乾いた汚れを先に取り除く
作業はいきなり洗浄からは始めません。最初に車内全体を見て、汚れがどこに、どんな形で残っているかを確認します。飲みこぼしのシミなのか、こすれによる黒ずみなのか、ヤニの付着なのかで、そのあとの進め方が変わるためです。あわせて、車内に置かれているお荷物や小物を取り出させていただき、後の作業で濡らしてしまわないようにします。
次に行うのが、乾いた汚れの除去です。砂やほこり、食べこぼしのかけら、紙くずといった固形のゴミを、先に取り切ってしまいます。ここを飛ばして水分を入れてしまうと、乾いた汚れが濡れて広がり、かえって落としにくい状態になります。先に乾いたものを取り、それから濡らすというのが、車内清掃の基本的な順番です。
こちらが作業前の運転席の足元です。マットの上に、粒状のゴミや紙片が広がっている状態でした。

この段階では、目に見えるゴミを取ることが目的です。シートを前後に動かしながら、普段は手が入らない位置まで順に進めていきます。
清掃の流れ(2)シートレール下やドア開口部など、たまりやすい場所を先に
車内で汚れが溜まりやすいのは、平らな面よりも、段差やすき間のある場所です。とくにシートレールの下、シート横のすき間、ドアを開けたときの開口部の縁は、乗り降りのたびに靴の砂が落ち、こぼれたものが入り込みます。ここに汚れが残ったまま先へ進むと、あとから振動でまた表に出てきてしまいます。

こうした場所は、道具を持ち替えながら、細いすき間に入る形状のもので少しずつ進めていきます。時間はかかりますが、ここを先に片づけておくと、このあとの洗浄で汚れを外に出しやすくなります。
清掃の流れ(3)天井の内張りに残ったヤニ汚れに手を入れる
今回のご依頼で、車内清掃に天井清掃を加えた理由がここにあります。
タバコの煙は上に昇るため、車内でいちばんヤニが付きやすいのが天井の内張りです。実際の状態がこちらです。

筋状の汚れとシミが出ているのが分かります。角度を変えて見ると、黄ばみやくすみも見られました。

天井の内張りは、シートやフロアと違って、生地の裏に接着された芯材があります。ここに水分を入れすぎると、生地が浮いたり、たるんだりする原因になります。そのため天井は、フロアと同じやり方では進めません。水分の量を抑えながら、汚れを浮かせて、その場で拭き取っていくという進め方になります。一度で強くこするのではなく、様子を見ながら回数を分けて手を入れていきます。
なお、天井清掃は車内清掃の基本プランには含まれていません。ただし、今回のようにタバコの臭いが強く出ているご相談では、天井にヤニが残っている可能性が高くなります。そのため、状態を確認したうえで天井清掃を追加でご案内し、ご了承をいただいてから作業に入っています。臭いのご相談で天井をそのままにすると、フロアとシートだけ手を入れても手応えが出にくいことがあります。これが、今回天井までご案内した理由です。
清掃の流れ(4)洗浄液で汚れを浮かせ、専用の機械で吸い出す
フロアとシートは、天井とは逆に、しっかり水分を使う工程になります。
まず洗浄液を入れて、生地にしみ込んだ汚れを浮かせます。すぐに吸い出すのではなく、汚れがゆるむまで少し時間を置きます。飲みこぼしのように生地の内側まで入っているものは、表面をこすっても出てこないためです。そのうえで、専用の機械で洗浄液ごと汚れを吸い出します。汚れを浮かせて、水と一緒に外へ出す、という考え方です。
同じ場所を一度で終わらせず、吸い出した水の色を見ながら、必要に応じて繰り返します。判断の目安になるのが、回収した汚水の状態です。

回収した水は、黒から茶褐色に濁り、泡立った状態になりました。掃除機だけでは出しきれない汚れが、水と一緒に外に出てきた状態です。お客様から「どうやって清掃するのか知りたい」というご要望をいただいていましたが、この写真がいちばん分かりやすい説明かもしれません。見えている表面ではなく、生地の内側に残っていたものを液体ごと回収している、というのが作業の中身です。
ただし、汚水の色の濃さと、臭いの取れ方が必ず一致するわけではありません。汚れの種類や、車内にどれくらいの期間残っていたかによって、出方は変わります。「これだけ出たからもう臭わない」とお約束できるものではない、という点は正直にお伝えしています。
清掃の流れ(5)乾燥させて、仕上がりを確認する
水分を使った後は、乾燥が最後の工程になります。濡れたまま閉め切ると、湿気がこもって別の臭いのもとになりますので、風を通しながら乾かしていきます。乾燥が進むと、作業中は分かりにくかった残りのシミや、臭いの出方が確認できるようになります。ここで気になる箇所があれば、あらためて手を入れます。
作業後の運転席足元がこちらです。マットに散らばっていた粒状のゴミや紙片は大きく減りました。

臭いについては、長く染みついたタバコ臭が一度の清掃ですっかり消えると言い切ることはできません。ヤニは車内のあちこちに付着していて、残り方も車によって違うためです。今回は、臭いのもとが多く残る天井とフロア・シートの両方に手を入れる形で進めました。仕上がりの感じ方には個人差がありますので、気になる点があればその場でお伝えいただき、対応できる範囲でご相談させていただいています。
作業環境について
今回は、ご自宅の駐車場での作業でした。電気と水道の両方をお借りできましたので、そのまま作業に入ることができています。
車内清掃は出張で行いますので、お車をご移動いただく必要はありません。作業中ずっとお立ち会いいただくかどうかは、駐車場の環境やご依頼の状況によって変わります。ご相談ください。目安としては、はじめに車内のお荷物を出させていただくときと、作業後に仕上がりをご覧いただくときの二回、お顔を出していただけると進めやすくなります。
作業スペースについては、車のドアを開けて、まわりを人が通れるくらいの余裕があると進めやすくなります。電気と水道については、今回はご自宅の駐車場でどちらもお借りできました。お使いいただける設備がどこにあるか(屋外コンセントの位置、水道の蛇口の位置など)を、ご相談のときにお知らせいただけると助かります。設備が近くにない場合は、駐車場の状況とあわせてご相談ください。
料金についてのお約束
料金は作業に入る前に確定させてお伝えします。作業が始まってから金額が増えることはありません。お伝えしている基本プランとオプション以外の費用はいただきません。
流れとしては、まずご相談をいただき、車内の状態を確認したうえで金額を確定してお伝えします。ご了承をいただいてから作業に入ります。今回であれば、車内清掃(普通車)30,000円(税込)と天井清掃10,000円(税込)、合計40,000円(税込)を、作業前にお伝えして進めています。
天井清掃のように、状態を見てからご案内するオプションもありますが、それも作業を始める前の段階でのご案内です。金額にご納得いただけない場合は、そこでお断りいただいて構いません。
よくあるご質問
Q. タバコの臭いは取れますか?
長く染みついた臭いが、一度の清掃で完全に消えるとは言い切れません。臭いの出方は、ヤニがどこにどれくらい残っているかで変わります。今回のように天井まで手を入れると、フロアとシートだけの場合より手応えが出やすいことがあります。まずは状態を拝見したうえでご相談させてください。
Q. 天井清掃は必ず付けたほうがいいですか?
全員におすすめしているわけではありません。判断の目安は、タバコの臭いが気になっているかどうかです。煙は上に昇るので、天井にヤニが残っていることが多く、そこを残すと臭いの手応えが出にくいことがあります。逆に、臭いよりも食べこぼしのシミが気になるという場合は、基本プランだけでも十分なことがあります。
Q. 飲みこぼしのシミは落ちますか?
生地の内側にしみ込んだものは、洗浄液で浮かせて液体ごと吸い出していきます。ただし、こぼれてから時間が経って生地の色そのものが変わっている場合は、薄くなっても跡が残ることがあります。状態を見てお伝えします。
Q. 作業中、車は使えなくなりますか?
作業の間はお車を使えません。乾燥まで含めた時間は、車内の状態やその日の天気によって変わります。ご予定がある場合は、ご相談のときにお知らせください。
Q. 自宅の駐車場でも作業できますか?
はい、出張で伺いますので、ご自宅の駐車場でも作業できます。ドアを開けて人が通れるくらいの広さがあると進めやすくなります。電気や水道が使えるかどうかもお知らせいただけると助かります。
Q. 山形県山形市以外でも対応していますか?
対応エリアについてはお問い合わせください。ご相談の際に、お車の駐車場所をお知らせいただければ、伺えるかどうかをご案内します。
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車内の臭いは発生源ごとに落とし方が変わるため、症状に合わせて手順を組むほど仕上がりが安定します。
天井まで含めて清掃しておくと、時間が経ってからの臭い戻りを抑えられます。