大阪市西成区で「車内にアリが出ている」というご相談をいただきました
大阪府大阪市西成区のお客様から、車内に少しアリが出ているので清掃をお願いしたい、というご相談をいただきました。お車はトヨタのヴェルファイアで、15年落ちのお車です。当社の料金区分では大型車にあたります。
ご相談をいただいた時点で、アリが出ている原因は車内の食べこぼしだとうかがっていました。何をどれくらいこぼされたのか、細かいところまではお聞きしていませんが、原因の見当がついている状態でのご依頼です。
先に、いちばん大事なところをはっきり書いておきます。当社が行うのは車内の清掃であって、アリそのものの駆除や殺虫、そのあとの防虫といった作業は行っていません。今回のお客様にも、その点をご了承いただいたうえでご依頼いただいています。私たちがお引き受けできるのは、アリが寄ってくる理由になった食べこぼしを、車内から取り除くところまでです。
料金は大型車の車内基本清掃で35,000円(税込)、オプションはなしの合計35,000円(税込)でお受けしました。
今回お引き受けしたのは、原因になった食べこぼしを取り除く清掃です
車内でアリを見つけると、車のほうに何か手を打たないといけないのではないか、と心配になる方が多いと思います。今回のご相談では、原因は車内の食べこぼしだと最初からうかがっていました。
清掃会社としてお引き受けできるのは、この食べこぼしを車内から取り除くところまでです。虫そのものに対する作業は行っていません。今回のお客様にも、その点をご了承いただいたうえでご依頼いただきました。
ですので、この記事でご紹介するのは「アリをどうにかした話」ではありません。食べこぼしがどこにどう残っていて、それを取り除くために車内をどこまで開けて洗ったのか、という話です。
作業前の車内。2列目の足元に、細かい粒が広い範囲に散っていました
まず、いちばん状態が分かりやすかった1枚です。

2列目の足元です。フロアマットの上に、細かい粒が、狭い一角ではなく広い範囲に散っていました。何を食べたときのものかは分かりませんので、ここでは食べこぼしと思われる細かい粒、という書き方にとどめます。
粒の一つひとつは小さく、ぱっと車に乗り込んだだけでは気づきにくい大きさです。ただ、これだけの範囲に散っていれば、匂いのもとになるものが足元全体に広がっている状態ということになります。
座面の様子も見ていきます。

前席の座面です。縦方向に細かい畝(うね)のあるファブリックで、長く乗られてきたお車ですので、相応の使用感があります。

もう一方の前席の座面です。同じ生地で、白っぽい擦れたような跡が出ています。

2列目の座面です。こちらにも白っぽい使用感があります。

3列目の座面と背もたれです。同じように白っぽい擦れが見えています。


2列目と3列目を、角度を変えて撮ったものです。ミニバンは席の数が多いぶん、食べものを口にする場所も一箇所ではありません。今回のように「足元に粒が落ちている」状態のときは、床だけを見て終わりにはできない、ということでもあります。
そしてもう1枚、床のほうです。

2列目のシートを前に倒した状態です。シートレールと、その下のカーペットが出ています。カーペットには白っぽいムラが見えています。ふだんは座席が乗っている場所ですから、シートを動かさないかぎり、掃除機のノズルもここまでは入りません。
食べこぼしは、目に見える大きさのまま残るとは限りません
車内の食べこぼしでやっかいなのは、こぼした直後の形のまま残ってくれないことです。落ちた粒は座ったり降りたりするたびに踏まれ、砕けて細かくなり、最後は粉のようになって生地や毛足の奥に入り込みます。目で見て「落ちている」と分かるものは、車内に残っている量の一部だと考えたほうが実際に近いです。
行き先はだいたい決まっていて、次のようなところに入り込みます。
- 座面と背もたれの境目のすき間
- 座面の脇と、内張りやコンソールとのあいだのすき間
- シートを前後に動かすためのシートレールの溝
- フロアマットの下、マットと床のあいだ
- カーペットの毛足の奥、繊維と繊維のあいだ
このうち、ご自宅で掃除機をかけたときに手が届くのは、たいていマットの上と、ノズルが素直に入る範囲までです。マットを外さないかぎりマットの下は触れませんし、シートを動かさないかぎりレールの溝も座席の下も触れません。そこに残ったものは、外からは見えないまま車内にあり続けることになります。
アリのご相談で私たちが気にするのは、まさにこの「見えないまま残っている分」です。表面をきれいにしても、すき間や溝に食べかすが残っていれば、車内に食べものがある状態は変わりません。だから、外せるものは外し、動かせるものは動かして、下まで手を入れる必要があります。
マットを外し、シートを動かして、下まで洗います
作業の流れとしては、まず車内のものをいったん出し、フロアマットを外して、大きなゴミと粒を先に取り除いていく形になります。そのうえで、生地の部分に洗浄液を入れて汚れを浮かせ、リンサークリーナーで水ごと吸い上げていきます。リンサークリーナーというのは、水を吹き付けながら同時に吸い取る機械で、シートやカーペットのように「外して洗えないけれど繊維でできているもの」を洗うときに使います。

こちらは作業後の2列目の足元で、フロアマットを外した状態のカーペットです。マットの下は、ふだん人の目に触れない場所です。ここを開けないと、マットの下に落ちた分はそのままになります。

同じくマットを外した状態の足元です。カーペットの毛足がそろっているのが分かります。

シートレールと、そのまわりのカーペットです。レールは金属の溝ですから、細かい粒が入るとそこにたまります。掃除機だけでは吸い出しにくいところなので、こういう場所こそ手を入れる意味があります。

足元です。マットを外すと、ふだんマットに隠れているカーペットがそのまま出てきます。足元は靴の出入りがあるぶん、外から持ち込まれた砂や土に、車内で落ちたものが混ざりやすいところです。

2列目のセンターコンソールまわりです。ものを置く場所は、こぼれたものがそのまま乾いて残りやすいので、拭き取りの対象になります。
座面も洗います。食べこぼしは床にだけ落ちるわけではないので
食べこぼしのご相談というと床の話になりがちですが、口元から落ちたものは、まず膝の上か座面に落ちます。今回のお車の座面は、縦に細かい畝のあるファブリックでした。この畝の谷の部分は、細かくなった食べかすがちょうど入り込むくらいの幅があります。手で払っても表面のものが動くだけで、谷に入ったものはなかなか出てきません。


座面の作業後の様子です。生地の目がそろって見えています。座面は、洗浄液を入れて汚れを浮かせてから、リンサークリーナーで吸い上げていく流れになります。ここで大事なのは、入れた水をできるだけ残さないことです。生地の中に水を残すと、乾くまでのあいだににおいの出方が変わってきますので、吸い上げの工程に時間をかけます。
なお、リンサークリーナーで吸い出せるのは、表面からおよそ5cmまでです。シートの中のウレタンの、さらに中心部まで染み込んでいるようなものについては、この方法では届きません。今回はこぼれた食べものが原因の汚れでしたが、飲みものを大量にこぼされた場合など、奥まで入っているケースでは対応の仕方が変わってきますので、その時々でご相談させてください。


最後にフロアマットです。マットは外して単体で洗える数少ないパーツです。織り目がそろい、ロゴの文字もはっきり見えています。マットは車に乗り込んだときに真っ先に目に入る場所ですから、ここがきれいだと車内の印象が変わります。
今回の料金と、当日に追加が出ない進め方
今回のご依頼は、大型車の車内基本清掃です。
| 車両区分 | 車内基本清掃の料金 |
|---|---|
| 軽自動車 | 25,000円(税込) |
| 普通車 | 30,000円(税込) |
| 大型車 | 35,000円(税込) |
ヴェルファイアはミニバンですので、大型車の区分になります。今回はオプションをお付けしていませんので、基本清掃の35,000円(税込)のみ、合計35,000円(税込)でお受けしました。
車内基本清掃の作業範囲は、シート、フロア、フロアマット、内装部分です。天井は含まれませんので、天井まで清掃をご希望の場合は天井清掃を別のオプションとしてご案内しています。
進め方についても書いておきます。当社は、ご相談をいただいたあと、状態を確認して金額を確定し、ご了承いただいてから作業に入ります。料金は作業に入る前に確定させてお伝えします。作業が始まってから金額が増えることはありません。お伝えしている基本プランとオプション以外の費用はいただきません。
なお、お写真やお電話でうかがった内容だけで金額を決めてしまうことはしていません。汚れの種類や範囲、どれくらい染み込んでいるかは、実際に拝見しないと分からない部分があるためです。そのうえで金額を確定し、ご納得いただいてから作業を始めます。
車内で食べものを口にされる方へ、日ごろのこととして
小さなお子さまが乗られるお車や、移動時間の長いお車では、車内で何も食べないというのは現実的ではないと思います。そのうえで、食べこぼしのご相談を受けていて感じるのは、こぼれたものを見つけたときに、床の上だけで完結させないほうがいいということです。
見えている粒を拭き取ったあと、フロアマットの下、座面と背もたれの境目、シートをスライドさせたときに現れるレールの溝と座席の下——このあたりも一度のぞいてみてください。こぼれたものが最終的にたどり着く場所です。ご自宅の掃除機でも、隙間ノズルに替えて時間をかければ届く範囲があります。逆に、ここを開けずに表面だけを何度掃除しても、奥に入ったぶんはそのまま残ります。
そのうえで、シートの生地の奥やレールの溝まで一度リセットしたい、というときに私たちのような出張の車内清掃をお使いいただければと思います。今回の西成区のお客様のように、原因がはっきりしていて、それを取り除きたいというご相談は、いちばんお引き受けしやすい形です。
よくあるご質問
Q. 車内にアリが出ています。駆除もあわせてお願いできますか。
A. 申し訳ありませんが、アリそのものの駆除や殺虫、防虫の作業は行っておりません。お引き受けしているのは、アリが寄ってくる理由になっている食べこぼしを、車内から取り除く清掃までです。清掃と駆除のどちらが必要かで迷われている場合は、車内の状況をお聞かせください。
Q. 自分で掃除機をかけているのですが、それでも食べかすは残りますか。
A. 残っていることがあります。掃除機のノズルが入るのは、マットの上と手が届く範囲までです。マットの下、座面のすき間、シートレールの溝、座席の下は、マットを外したりシートを動かしたりしないと触れません。細かく砕けた食べかすは、そうした場所に入り込みます。
Q. 3列目やシートの下まで清掃してもらえますか。
A. 車内基本清掃では、シート、フロア、フロアマット、内装部分を対象にしています。列によって対象を分けてはいませんので、3列目の座席まわりや足元も範囲に入ります。シートレールや座席の下のように、シートを動かさないと手が入らないところも同じ範囲です。
Q. 作業のあいだ、そばにいたほうがいいですか。
A. 基本的には、作業の前後だけお立ち会いいただければ大丈夫です。作業のあいだ、ずっとそばにいていただく必要はありません。
Q. 清掃をすれば、車内のにおいも落ち着きますか。
A. シートの中のウレタンの中心部まで入り込んでいる場合は、乾いたあとににおいが戻ってくることがあります。リンサークリーナーで吸い出せるのは、表面からおよそ5cmまでです。
Q. 作業が終わったあと、すぐに乗っても大丈夫ですか。
A. 作業のあとは、生地に入った水分をできるだけ吸い上げてからお返ししています。それでも奥のほうにはしばらく残りますので、駐車中に少し窓を開けておける環境でしたら、風を通していただくと早く落ち着きます。
Q. ヴェルファイアのような大きな車でも、料金は同じですか。
A. 料金は車種区分で決まります。軽自動車が25,000円(税込)、普通車が30,000円(税込)、大型車が35,000円(税込)です。ヴェルファイアはミニバンですので大型車の区分になり、今回のご依頼も35,000円(税込)でした。料金は作業に入る前に確定させてお伝えします。作業が始まってから金額が増えることはありません。
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今回と同じトヨタ ヴェルファイアの事例です。同じ車種でどこまで手を入れるかをご覧いただけます。
- (プレースホルダー1:大阪府内の施工事例へのリンク。リンクの前に1〜2行で読むメリットを書く)
- (プレースホルダー2:食べこぼし・ミニバンの施工事例へのリンク。同上)