愛知県みよし市で、ハスラーの助手席の嘔吐清掃にうかがいました
愛知県みよし市のお客様から、スズキ ハスラーの車内清掃をご依頼いただきました。ご相談の内容は、助手席で嘔吐してしまったので清掃してほしい、というものです。
嘔吐の清掃は、見えているところを拭いて終わり、という作業ではありません。液体は生地の織り目に沿って横に広がり、そのまま下へ下へと入っていきます。座面ならクッションの中へ、フロアならカーペットの裏側へ。表面がきれいに見えていても、中に残っていればにおいの元になります。
そして、どこまで入っているかは、外から見ただけでは分かりません。今回も、助手席のどのあたりまで染み込んでいるかは、うかがった時点でははっきりしない状態でした。
この記事では、当日おこなった作業を、写真19枚でそのままご紹介します。車内清掃を頼んだことがない方にとっては、「頼むと結局、何をしてもらえるのか」がいちばん見えにくいところだと思います。マットを外すところから、洗って、吸い出して、拭き上げるまで。一通り追えるようにしました。
着手時の車内の様子
まずは手をつける前の状態です。
こちらは運転席の足元です。フロアマットを外したところで、下のカーペットが出ています。全体にうっすらとした汚れが乗っていて、白っぽい粒が点々と見えます。この粒が何なのかは、見ただけでは判別がつきません。

前席2脚の座面です。黒地に青・黄・白の細かい柄が入っていて、縁に赤いパイピングが回っています。柄のある生地は、見た目に汚れが紛れやすいのが厄介なところです。中央にアームレストとシートベルトのバックルが見えます。

シートのあいだと、センターコンソールのまわりです。オレンジのカップホルダーがあり、そのまわりに細かいゴミや粒が見えます。手が入りにくく、掃除機のノズルも届きにくいところです。

まずフロアマットを4枚とも外して、屋外で洗います
作業の最初は、フロアマットを全部外して車の外に出すことです。
マットが敷いてあるかぎり、その下のカーペットには手が届きません。それに、マット自体もかなり汚れを受け止めています。外に出して別々に洗うほうが、どちらもきちんと洗えます。
今回はご自宅の平面駐車場での作業で、水道をお借りできました。地面に青いシートを広げて、その上に4枚並べたところです。ゴムのような素材で、立体的な溝が入っているタイプでした。

溝のあるマットは、掃除機をかけただけでは溝の底に溜まったものが残ります。水をかけて流すところから始めます。

全体が濡れたら、表面が白い泡で覆われる状態にして、水色のブラシで溝の向きに沿ってこすります。泡には、浮かせた汚れを表面に留めておく役割があります。ブラシで掻き出したものが、また溝の底に戻ってしまわないようにするためです。

こすり終えたら、泡が流れ落ちるまで洗い流します。泡と一緒に、浮かせたものも流れていきます。地面が濡れているのは、この洗い流しの水です。

車内のカーペットは、車に載せたまま洗います
マットを外すと、その下から濃いグレーのカーペットが出てきます。こちらは剥がして持ち出せませんので、車に載せたまま洗います。
生地に黒いノズルを押し当てているところです。

布地の清掃では、水を含ませてから、その水を汚れごと吸い上げる機材(リンサークリーナーと呼ばれるものです)を使うのが一般的です。掃除機は乾いたゴミしか吸えませんが、水を扱える機材なら、生地の中に入り込んだものにも届きます。
作業がなかばまで進んだ運転席の足元です。ペダル、シートレール、オレンジ色のサイドシルが見えています。フロアは形が入り組んでいて、ペダルの根元やシートレールの脇のように、ノズルもブラシも入れにくい場所があります。こういうところは、角度を変えながら少しずつ手を入れていきます。

運転席の足元を、水色のブラシでこすっているところです。ブラシは、生地の根元に絡んだものを浮かせるために使います。上から吸うだけでは、寝ている繊維の下に入り込んだものは出てきません。

座面は「かける・なじませる・吸い出す」の繰り返しです
座面に取りかかります。
赤いキャップの白いボトルを使い、噴霧器から座面に液体をかけているところです。生地の表面を濡らして、中に入っているものをゆるめていきます。

なじませると、座面の表面に白い泡が点々と浮いてきます。マットのときと同じで、浮かせたものを表面側に留めておくためです。

そのあと、白い半透明のヘッドを座面に当てて、含ませた水分ごと吸い出していきます。上から軽く当てるのではなく、生地に押し当てて、奥から引き出すイメージです。

座面は、フロアと違って人が体重をかける場所です。座るたびに押されるので、こぼれたものは表面に留まらず、奥へ押し込まれていきます。表面を拭くだけでは出てきません。かけて、なじませて、吸い出す。この一連を、出てくるものが薄くなるまで繰り返します。

手が触れるところも拭き上げます
嘔吐の清掃というと座面とフロアに目が行きますが、飛び散ったものがドアの内張りやコンソールのまわりまで届いていることがあります。見えていなくても手が触れる場所ですので、今回もあわせて拭き上げています。
ドアハンドルのまわりを、水色のクロスで拭いているところです。手が触れる場所ですし、内張りは目線の高さに近いので、残っていると気づきやすい部分でもあります。

軽自動車だから簡単、ということはありません
ハスラーのような軽自動車は、車体が小さいぶん、シートもフロアも面積が小さくなります。そのため「軽なら軽く済むだろう」と思われることがあります。
ただ、汚れがどこまで入り込んでいるかは、車の大きさとは関係がありません。座面のクッションの厚みも、フロアカーペットの構造も、軽自動車と普通車とで大きく変わるものではないからです。面積が小さければ手を動かす範囲は狭くなりますが、一か所あたりに手を入れる回数は変わりません。
実際、今回もマットを外し、フロアと座面を洗い、内張りまで拭き上げる、という一通りの流れで進めています。
作業を終えたあとの車内
後部座席の足元です。フロアマットを外した状態で撮っています。ご依頼は助手席でしたが、フロアマットは4枚とも外して洗っていますので、後ろの足元も同じように手を入れています。

こちらは助手席の足元です。ドアを開けて作業しているので、日が差し込んでいる部分だけ明るく写っています。マットを戻す前の、カーペットがそのまま出ている状態です。

前席2脚の座面です。シートのあいだに、シートベルトのバックルが2つ並んで見えています。手前の座面が明るく写っているのは、開けたドアから日が差し込んでいるためです。

シートのあいだとセンターコンソールのまわりです。溝や隙間に溜まっていた細かいものは、拾い切っています。

洗ったあとは、どうしても生地に水分が残ります。お引き渡しの時点でも、奥のほうはまだ湿った状態です。乾くまでのあいだは、濡れている場所が周りより濃く見えることがありますが、乾けば色は戻ります。
今回の料金
ハスラーは軽自動車ですので、基本料金は25,000円(税込)です。今回はオプションを付けていませんので、合計も25,000円(税込)です。
| 車種区分 | 基本料金(税込) |
|---|---|
| 軽自動車 | 25,000円 |
| 普通車 | 30,000円 |
| 大型車 | 35,000円 |
大型車の範囲は、ミニバン・大型SUV・ワンボックスから4tトラックまでです。
料金は作業に入る前に確定させてお伝えします。作業が始まってから金額が増えることはありません。お伝えしている基本プランとオプション以外の費用はいただきません。ご相談をいただいたあと、状態を拝見して金額を確定し、ご了承いただいてから作業に入る流れです。
作業した場所と、電源・水道のこと
今回はご自宅の平面駐車場での作業でした。水道をお借りでき、電気も長めの延長コードをつなげば使える環境でしたので、そちらもお借りしています。
愛知県での作業では、電源は原則不要です。ご予約状況により、電源をお借りできる場所への移動をお願いする場合があります。
駐車スペースの広さや水道の位置によってご案内が変わることもありますので、気になる点は事前にお知らせください。
においについて、お伝えしていること
においは目に見えないぶん、いちばん気になるところだと思います。
においの出方は車内の状態によって変わりますので、実際に拝見したうえでご相談させてください。表面に乗っているだけであれば、洗って吸い出すことで落ち着くことが多いです。一方で、クッションの奥まで入り込んでいる場合は、洗って乾いたあとに戻ってくることがあります。
そのときに何が起きているかというと、届かなかった深さに残っていたものが、乾く過程で表面側に上がってきている状態です。ですので、乾いてから数日たったあたりが、いちばん判断しやすいタイミングになります。気になる出方があれば、そのままにせずご連絡ください。
もうひとつ、においの元になるのは座面だけとは限りません。液体は座面からシートのあいだへ落ち、フロアのカーペットへ回り込みます。座面だけを洗っても落ち着かない場合は、落ちた先に残っていることがあります。今回、フロアマットを外してカーペットまで洗っているのは、この回り込みがあるためです。
よくあるご質問
Q. 作業のあいだ、そばにいたほうがいいですか。
A. 基本的には、作業の前後だけお立ち会いいただければ大丈夫です。作業のあいだ、ずっとそばにいていただく必要はありません。
Q. においは取れますか。
A. シートの中のウレタンの中心部まで入り込んでいる場合は、乾いたあとににおいが戻ってくることがあります。リンサークリーナーで吸い出せるのは、表面からおよそ5cmまでです。
Q. 作業のあと、すぐ乗れますか。
A. 作業のあとは、生地に入った水分をできるだけ吸い上げてからお返ししています。それでも奥のほうにはしばらく残りますので、駐車中に少し窓を開けておける環境でしたら、風を通していただくと早く落ち着きます。
Q. 自宅の駐車場でも作業できますか。
A. 今回のように、ご自宅の平面駐車場での作業が多くあります。愛知県では電源は原則不要という扱いですが、ご予約の状況によっては、電源をお借りできる場所へ車を動かしていただくようお願いすることがあります。水道が使えるかどうかも含めて、駐車場の様子をご相談のときにお聞かせください。
Q. 軽自動車だといくらですか。
A. 軽自動車の基本料金は25,000円(税込)です。今回のハスラーもこの区分でした。料金は作業に入る前に確定させてお伝えします。作業が始まってから金額が増えることはありません。
Q. 汚れた部分だけお願いすることはできますか。
A. シート1脚の部分清掃は22,000円(税込)が目安です。ただし、汚れている場所や車内の状態によってご案内が変わりますので、対応できるかどうかはご相談のときに確認させてください。車内全体をまとめて作業したほうが、結果としてご負担が少ない場合もあります。
Q. シートを外して洗ってもらうこともできますか。
A. シート脱着は11,000円(税込)/脚のオプションとして料金を設けています。座面を貫通して下まで滴っているような場合は、外したほうが奥まで手が入ります。ただ、外す必要があるかどうかは実際の状態によりますので、ご相談のときに確認させてください。
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同じ愛知県内で、嘔吐のご相談をお受けした事例です。あわせてご覧ください。
- 【春日井市】助手席まわりの嘔吐汚れを分解清掃した車内清掃事例
同じく助手席まわりが汚れてしまった事例です。表から手が届かないところまで開けて作業したときの記録です。 - 【小牧市】お子様の嘔吐によるシート汚れと臭い除去の車内清掃事例
今回と同じ軽自動車での事例です。座面に入り込んだものをどう洗うかを書いています。 - 【豊川市】ステップワゴンのチャイルドシートまわりで発生した嘔吐の車内清掃事例
お子様が座る場所で汚れてしまった事例です。周辺にどこまで及ぶのかという話をしています。