金沢市の社用車から「後部座席のにおいが取れない」とご相談をいただきました
石川県金沢市で、トヨタ プリウスの車内清掃を行いました。社用車としてお使いのお車です。
ご相談の内容は、後部座席に生ごみを置いていたため、においがひどくなってしまった、というものでした。
車内のにおいは、原因になったものを車から出せばそれで終わり、とはならないことがあります。においの元が座面やフロアに残っていれば、車内に残り続けます。今回は、においの元を洗い出す作業を車内基本清掃で行い、そのうえで仕上げにオゾン消臭を行いました。

作業前の後部座席です。座面に袋や容器が置かれています。

別の角度から見た、作業前の後部座席です。座面にはボトルや袋のようなものが置かれています。
置いてあったものを片付けても、においが残ることがあります
「もう中身は出したのに、においだけが残っている」というご相談は、決してめずらしくありません。
においの元になっているのは、置かれていたもの本体だけではないからです。袋や容器の底からしみ出した水分や汁が、座面やフロアに落ちていると、そこがにおいの元になります。
車のシートやフロアマット、荷室の内張りには、布が使われている部分があります。布は水分を吸います。表面についただけの汚れなら拭き取りで対応できますが、生地の中に入り込んだものは、上から拭いても届きません。
しかも、においの元は目に見えないことがほとんどです。座面を見ても、そこに何かがしみ込んでいるとは分からない。それでもドアを閉めて数分たつと、においが立ちのぼってくる。こういう状態のとき、車内には「拭き取れなかった水分」が残っています。
消臭スプレーや芳香剤でにおいを抑えようとされる方も多いのですが、元が残ったままだと、香りが薄れたときに元のにおいが戻ってくることがあります。特に夏場は、閉め切った車内の温度が上がるため、においが立ちやすくなります。朝は気にならなかったのに、日中に車へ戻るとにおう、という感じ方をされることもあります。
車内は、家の部屋と比べてとても狭い空間です。しかも走っていないあいだは締め切られています。同じ量のにおいの元があっても、車のほうが強く感じられやすいのは、そのためです。
だからこそ、車内清掃では「におい対策」よりも先に「においの元を車から取り出す」ことを考えます。順番としては、まず洗って吸い上げ、そのうえで残ったにおいに消臭作業を行う、という流れになります。
作業前の車内の様子

運転席まわりです。ステアリング、ダッシュボード、足元まわりが写っています。
においのご相談は後部座席についてでしたが、車内の空気はつながっています。前席側だけを避けて作業する、ということはしていません。車内基本清掃では、シート、フロア、フロアマット、内装部分をまとめて作業します。

荷室です。
車内のにおいのご相談で、意外と見落とされやすいのが荷室です。後部座席と荷室は、多くの車でつながっています。座席側のにおいが気になるときは、荷室側もあわせて確認します。
荷室の床や側面にも、布が使われている部分があります。ここに水分が落ちていると、座席まわりをどれだけ丁寧に清掃しても、においが残る原因になります。荷室は普段開け閉めする回数が少ないぶん、においがこもりやすい場所でもあります。
においの元を、洗って吸い上げます
車内基本清掃では、シート、フロア、フロアマット、内装部分の洗浄と消臭作業を行います。天井は含まれておらず、天井清掃は別のオプションになります。
作業は、洗浄液を使って生地の中の汚れを浮かせ、それを水と一緒に吸い上げていく形で進めます。この「吸い上げる」ところまでを行うのが、拭き掃除との大きな違いです。浮かせただけで残してしまうと、乾いたあとに同じ場所ににおいの元が残ることがあります。

荷室でノズルを当てているところです。荷室は、床面だけでなく内張りにも布が使われています。
ここで、あらかじめお伝えしておきたいことがあります。吸い上げられる深さには限りがあります。リンサークリーナーで吸い出せるのは、生地の表面からおよそ5cmまでです。それより深く、シートの中のウレタンの中心部まで入り込んでいる場合は、乾いたあとににおいが戻ってくることがあります。
座面を貫通して下側まで達しているような場合には、シートを取り外したうえでの作業(シート脱着)をご案内することもあります。こちらは車内基本清掃とは別の作業になります。実際にどこまでの作業が必要かは、車内の状態によって変わりますので、拝見したうえでご相談させてください。
洗浄に使った水を回収したところ

屋外に置いた機材と、そのタンクに溜まった水です。濁っているのが分かると思います。
これは、車内の洗浄に使った水を回収したものです。何が溶け込んでいるかを一つひとつ言い当てることはできませんが、生地の中へ洗浄液を入れて吸い上げると、こうした水がタンクに溜まります。
見た目にはそれほど汚れて見えない車内からでも、こうした水が出てきます。「においの元が目に見えない」というのは、そういうことです。
掃除機をかけたり、表面を拭いたりするだけでは、この水は出てきません。生地の中に入り込んだものを車の外へ出すには、洗って吸い上げるところまで行う必要があります。
洗い出したうえで、仕上げにオゾン消臭を行いました
洗って吸い上げる作業を終えてから、仕上げにオゾン消臭を行いました。

車内から窓越しに外を見たところです。オゾンは色のない気体なので、写真に姿が写るものではありません。
この順番には理由があります。においの元が生地の中に残ったままでは、消臭作業を行っても、そこから新しいにおいが出続けます。まず洗い出して元を減らし、それでも空間に残っているにおいに対してオゾン消臭をはたらかせる。そういう組み立てです。
そのため、クルピカ24ではオゾン消臭だけのご依頼は承っておりません。車内基本清掃と組み合わせるオプションとしてご案内しています。においのご相談をいただいたときに、消臭だけを先に売り込むようなご案内をしないのは、そのためです。
なお、においの出方は車内の状態によって変わります。生地のどこまで入り込んでいるか、どれくらいの範囲に広がっているかで、作業後の落ち着き方にも差が出ます。作業前にお車を拝見し、どこまでの作業が必要かをご相談したうえで進めます。
作業後の車内

作業後、助手席側から見た車内です。ダッシュボード、ナビまわり、前席が写っています。

作業後の後部座席です。座面と足元が写っています。

同じ後部座席を、別の角度から見たところです。

荷室です。床面が見えています。
後部座席の座面と足元、そして荷室の床面まで、それぞれ作業を行いました。洗浄液で浮かせたものを、水と一緒に吸い上げるところまで行っています。乾き方については、このあとのよくあるご質問でも触れています。
社用車のにおいは、自分だけの問題になりません
今回のお車は社用車でした。
一般論として、社用車は自家用車と違い、複数の人が乗る可能性があります。その日によって運転する人が変わることもありますし、同乗する人がいることもあります。
自分の車であれば「少し気になるけれど、しばらく我慢すれば慣れる」で済ませられるにおいでも、社用車ではそうもいきません。乗った人がにおいに気づいたとしても、それを言い出しにくいということもあります。においは慣れてしまうと自分では分からなくなるため、気づいたときには周囲のほうが先に感じていた、ということも起こります。
だからこそ、車内のにおいのご相談は、早めにいただいたほうが選択肢が多くなります。時間がたつほど、生地の奥まで入り込む可能性が高くなるためです。表面近くにとどまっているうちであれば、洗って吸い上げる作業で対応できる範囲も広くなります。
社用車は、においに気づく人と、清掃を手配する人が別のことがあります。そのぶん、ご相談までに時間がかかりやすい面があります。
今回の料金
今回の作業と料金は次のとおりです。
| 作業内容 | 料金(税込) |
|---|---|
| 車内基本清掃(普通車) | 30,000円 |
| オゾン消臭 | 12,000円 |
| 合計 | 42,000円 |
車内基本清掃の基本料金は、車種区分でご案内しています。軽自動車は25,000円(税込)、普通車は30,000円(税込)、大型車は35,000円(税込)です。今回のプリウスは普通車の区分になります。
料金は作業に入る前に確定させてお伝えします。作業が始まってから金額が増えることはありません。お伝えしている基本プランとオプション以外の費用はいただきません。
なお、お写真やお電話でうかがった内容だけで最終的な金額を確定することはしておりません。汚れの種類や範囲、生地への入り込み具合によって必要な作業が変わるため、実際に拝見してから金額をお伝えし、ご了承いただいてから作業に入ります。
お問い合わせの際に、においが気になり始めたおおよその時期、気になっている場所、車種をお知らせいただけると、当日の段取りをご案内しやすくなります。お写真を送っていただける場合は、気になっている箇所と、車内の様子が広く分かる写真の両方があると助かります。
石川県での出張車内清掃について
クルピカ24は、お客様のところへうかがって作業する出張型の車内清掃です。お車を持ち込んでいただく必要はありません。
石川県では、電源のご用意は原則不要です。発電機やポータブル電源を積んでうかがい、作業に使う水も持参します。ただし、ご予約状況により、電源をお借りできる場所への移動をお願いする場合があります。
今回の金沢市の現場では、電源と水道をお借りできる環境でした。こうした環境をご用意いただける場合は、その旨を事前にお知らせいただけると、当日の段取りがスムーズになります。
よくあるご質問
Q. 作業のあいだ、そばにいたほうがいいですか
A. 基本的には、作業の前後だけお立ち会いいただければ大丈夫です。作業のあいだ、ずっとそばにいていただく必要はありません。
Q. においは戻ってきませんか
A. シートの中のウレタンの中心部まで入り込んでいる場合は、乾いたあとににおいが戻ってくることがあります。リンサークリーナーで吸い出せるのは、表面からおよそ5cmまでです。
Q. 作業のあと、すぐに乗れますか
A. 作業のあとは、生地に入った水分をできるだけ吸い上げてからお返ししています。それでも奥のほうにはしばらく残りますので、駐車中に少し窓を開けておける環境でしたら、風を通していただくと早く落ち着きます。
Q. オゾン消臭だけをお願いできますか
A. オゾン消臭だけのご依頼は承っておりません。においの元が生地の中に残ったままだと、そこからにおいが出続けるためです。車内基本清掃で洗い出したうえで、仕上げのオプションとしてご案内しています。
Q. 電源や水道がないと作業できませんか
A. 石川県では、電源のご用意は原則不要です。作業に使う水も持参します。ただし、ご予約状況によっては、電源をお借りできる場所への移動をお願いすることがあります。ご予約の際に駐車場所の環境をお知らせいただけると、ご案内しやすくなります。
Q. 気になる場所だけを部分的に清掃してもらえますか
A. 車内の状態によって、ご案内できる範囲が変わります。においの元が一か所にとどまっているとは限らないためです。まずは状態を拝見したうえでご相談させてください。
Q. 社用車でも依頼できますか
A. 社用車でもご依頼いただけます。今回の金沢市のお車も社用車です。お支払い方法やお見積りの宛名について、ご希望がありましたらお問い合わせの際にお知らせください。
金沢市・石川県で車内のにおいにお困りの方へ
車内に置いていたものを片付けたのに、においだけが残っている。窓を開けて走っても、閉め切るとにおいが戻ってくる。そうした状態は、生地の中に元が残っているサインかもしれません。
クルピカ24では、石川県内へ出張して車内清掃を行っています。においのご相談は、状態によってご案内できる作業が変わりますので、お困りの状況をそのままお伝えください。
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