車内で嘔吐が起きたあと、
多くの方が悩むのが 「シミが消えない」「広がってきた」 という問題です。
「最初は薄いシミだったのに、翌日には濃くなっていた」
「乾いたら輪ジミになってしまった」
「中性洗剤で拭いてもまったく変わらない」
Kurupika24 に寄せられる相談の中でも、嘔吐の“シミ問題”は非常に多い内容です。
実は、嘔吐によるシミが残るのは
表面ではなく “シート内部” に原因がある ため。
どれだけ拭いても、家庭の掃除では消えない構造的な理由があります。
この記事では、
嘔吐によるシミが消えないメカニズムと、
家庭での対処法・NG行動・プロが行う内部クリーニングについて解説します。
嘔吐によるシミが消えない根本原因は「内部浸透」
① シートは“数層構造”。シミは内部で広がる
一般的な布シートは以下の4層でできています。
- 表面の布(ファブリック)
- クッションスポンジ
- ウレタン層
- シートフレーム
嘔吐物は液体なので、
表面 → スポンジ → ウレタン層 の方向に自然に浸み込みます。
見えているシミは“入り口”でしかなく、
実際は 内部でさらに広範囲に広がっている のです。
② 嘔吐物に含まれる成分はシミになりやすい
嘔吐物には
・胃酸(強い酸性)
・タンパク質
・脂質
・糖分
・食べ物の色素
が含まれています。
これらは布に非常に定着しやすく、
水拭きでは落ちません。
特にタンパク質・脂質は、
乾燥すると 固着して “輪ジミ” に変化 します。
③ 雑菌が繁殖するとシミが濃くなる
嘔吐物が残っていると雑菌が増え、
・茶色
・黄ばみ
・濃い輪ジミ
など、シミが進行 していきます。
シミが“濃くなる”のは、この繁殖が原因です。
家庭の掃除でシミが取れない理由
① 表面しか洗えないから
中性洗剤で拭いても届くのは 表面の1層目だけ。
スポンジ内部の汚れはそのまま残ります。
② こするとシミが広がる
嘔吐物をこすると、繊維の奥に押し込み、
内部浸透が悪化します。
また、表面が毛羽立ち「シミが濃く見える」ことも。
③ 重曹や漂白系の誤用で“逆にシミが濃くなる”
嘔吐処理でよくあるのが、
「重曹をかけて放置したらシミが濃くなった」
「色落ちして、汚れが目立つようになった」
というケース。
これは、
素材と化学反応してしまった結果 で、よくある失敗例です。
嘔吐によるシミの正しい応急処置(家庭で可能な範囲)
① 固形物を取る(こすらない)
ティッシュやスプーンで優しくすくい取りましょう。
② タオルで押して吸水(こすり禁止)
押し付けるだけで水分を吸わせます。
③ 中性洗剤を薄めて、叩くように表面を洗う
あくまで“軽減目的”。
内部に浸透したシミまでは届きません。
④ 乾燥と換気
湿気を残すと雑菌が増えてシミが悪化します。
絶対にやってはいけないNG行動
① 重曹・漂白剤・アルカリ剤を使う
嘔吐物の脂質・タンパク質と反応し、
シミが濃くなるリスク があります。
② スチームを聖地に当て続ける
高温でたんぱく質が固まり、
落ちにくいシミに進化します。
③ 熱湯で洗う
色素が繊維に固着し、逆に取れなくなります。
④ こすりながら洗う
これは一番ダメ。
広がる+内部に押し込むダブルパンチ。
シミが取れない場合、プロはどのように対処するのか?
Kurupika24 では、嘔吐によるシミ対応を多数行っています。
① 高圧温水リンサーでスポンジ層まで洗浄
内部に染み込んだ嘔吐物を
「吸い上げながら洗う」専用機材で取り除きます。
市販のリンサーとは
出力・温度・吸引力が全く違います。
② 酸性臭・脂質を分解する専用薬剤でシミ除去
シミの成分に合わせて
・タンパク質分解剤
・脂質分解剤
・胃酸中和剤
などを使い、
化学的に汚れを分解していきます。
③ 必要に応じて部分的な再洗浄・脱臭
シミ除去後、
臭いが残らないようオゾン脱臭を行い、
車内全体をリセットします。
まとめ
嘔吐によるシミが取れない最大の理由は
内部浸透(スポンジ層)に汚れが広がっているから です。
表面の掃除だけでは絶対に消えず、
以下のサインがあれば プロ依頼が必要 な状態です。
✔ シミが翌日濃くなった
✔ 輪ジミになって広がった
✔ 臭いも同時に残っている
✔ 子どもが嘔吐した(脂質が多く取れにくい)
✔ スプレーや重曹で悪化した
Kurupika24 では、嘔吐汚れ・臭いを内部から解決する
専門クリーニングを行っています。
シミが取れないと感じたら、早めの相談が確実です。