はじめに|今回の清掃事例について
今回は、東京都内でご依頼いただいたトヨタ ヴェルファイアの車内清掃事例をご紹介します。
ご相談内容は、トランク内で灯油をこぼしてしまったというものでした。
灯油は、車内トラブルの中でも特に注意が必要な汚れのひとつです。
理由としては、
繊維や樹脂内部まで浸透しやすい
時間が経過してから強い臭いが出ることがある
清掃しても完全除去が難しいケースがある
といった特徴があるためです。
今回は、すでにトランクマット類はご自宅で洗浄・乾燥されていたものの、
車両側のトランク内部については手を付けられていない状態でのご依頼でした。
実際の作業前・作業中・作業後の写真とあわせて、作業内容や注意点を詳しくご紹介します。
今回のご依頼内容について(ヴェルファイア・灯油清掃)
ご相談の概要
車種:トヨタ ヴェルファイア
内容:トランク内で灯油をこぼしてしまった
状態:
マット類は取り外して洗浄・乾燥済み
トランク床面・内部パネルは未清掃
ご要望:
臭いをできる限り軽減したい
現場を見たうえでオゾン消臭の要否を判断してほしい
灯油をこぼした直後は臭いが弱くても、
数日〜数週間後に臭いが強く出るケースは少なくありません。
そのため今回は、見た目の汚れだけでなく、臭いの原因になり得る箇所を重点的に確認したうえで作業を行っています。
作業前の状態について|灯油の乳化が確認されたトランク内部
トランク床面の状態
作業前にトランク床面を確認したところ、
表面は一見すると大きな汚れがないように見えましたが、
洗浄を開始すると灯油が洗剤と反応し、白く乳化する状態が確認されました。

この「乳化」は、
油分(灯油)が素材内部に残っているサインでもあります。
特にヴェルファイアのトランクは、
カーペット素材
樹脂製の床パネル
金属製の固定部・フック周辺
といった異なる素材が組み合わさった構造になっており、
灯油が複数箇所に広がりやすい傾向があります。
シート固定部・フック周辺
写真でも確認できる通り、
シート固定用の金属部や溝部分にも、灯油が流れ込んだ形跡が見られました。

こうした部分は、
拭き取りだけでは除去しきれない
臭いが残りやすい
後から再発する可能性がある
といった特徴があるため、慎重な作業が必要です。
作業中の様子|灯油清掃で重要なポイント
灯油清掃で最も重要な考え方
灯油清掃において、クルピカ24が最も重視しているのは
「無理に完全除去を断言しないこと」です。
理由としては、
浸透範囲が広い場合、物理的に限界がある
素材を傷めてしまうリスクがある
電装部・車体構造への影響を避ける必要がある
といった点が挙げられます。
そのため今回は、
現実的に可能な範囲での臭い軽減・再発防止を目的として作業を進めました。
洗浄作業と乳化の確認
作業中の写真では、
トランク床面や金属部に白く浮き出た灯油成分(乳化)が確認できます。

これは、表面だけでなく素材内部に油分が残っていることを示しており、
灯油清掃ではよく見られる反応です。
この状態を確認しながら、
洗浄→吸引→拭き取り
を繰り返し、可能な限り油分を回収していきます。
水分管理と養生
灯油清掃では、
水分を使いすぎないことも非常に重要です。
水分が多すぎると、臭いが奥に広がる
乾燥に時間がかかる
カビや別の臭いの原因になる
といったリスクがあるため、
必要最小限の水分で作業を行い、
吸引・拭き取りを徹底しています。
作業後の状態|乾燥工程と仕上がり
作業後すぐの状態について
作業後の写真は、完全乾燥前の状態を撮影したものです。


灯油清掃では、
・作業直後
・完全乾燥後
で臭いの感じ方が変わることがあります。
そのため、クルピカ24では
作業直後に「完全に臭いが消えた」と断言することはしていません。
乾燥の重要性
灯油清掃後は、
十分な換気
自然乾燥
時間をかけた確認
が非常に重要です。
今回も、
乾燥を前提とした仕上げを行い、
臭いが再発しにくい状態を目指しています。
オゾン消臭についての考え方
今回のご相談では、
オゾン消臭を現場判断で追加するかどうかというご要望がありました。
オゾン消臭については、
灯油臭の軽減に効果が出るケースがある
ただし、完全除去を保証するものではない
という位置づけです。
クルピカ24では、
実際の状態を見たうえで必要性を判断し、
無理にオプションをおすすめすることはしていません。
灯油を車内にこぼしてしまった場合の注意点
灯油を車内にこぼしてしまった場合、
以下の点に注意が必要です。
すぐに拭いても、内部に残ることがある
時間が経ってから臭いが強くなることがある
自宅洗浄だけでは限界がある場合が多い
特に、
トランク
シート下
溝・固定部
といった箇所は、臭いの原因が残りやすいポイントです。
同じようなお悩みでご相談を検討されている方へ
車内で灯油をこぼしてしまった
自分で掃除したが臭いが残っている
どこまで改善できるのか知りたい
こうしたお悩みは、
実際の状態を見なければ判断できないケースがほとんどです。
クルピカ24では、
現場確認を行ったうえで、
できること
できない可能性があること
を正直にお伝えしています。
まとめ|ヴェルファイアの灯油清掃事例
今回のヴェルファイアの清掃事例は、
灯油がトランク内部に広がっていたケースでした。
洗浄時に乳化を確認
素材内部への浸透が見られる状態
現実的な範囲での臭い軽減を実施
という内容です。
灯油清掃は、
早めの相談と、過度な期待を持たないことが重要です。
「この状態でも頼んでいいのか分からない」
という場合でも構いません。
お困りの際は、お気軽にクルピカ24までご相談ください。