「表面はきれいに拭いたのに、まだ臭う…」
「翌日になると、むしろ悪化している気がする」
車内の嘔吐臭は、一度つくとなかなか消えません。
実際、Kurupika24 にいただく依頼の中でも
“臭いがどうしても取れない” という相談は非常に多いです。
実は、嘔吐物の臭いが残るのは
家庭での処置ではどうしても届かない場所に原因がある 場合がほとんど。
この記事では、嘔吐臭が消えない具体的な理由と、
家庭でできること・できないことの線引き、
そしてプロに依頼するべきタイミングを解説します。
嘔吐臭が消えない根本原因は「内部浸透」
嘔吐物は一見拭き取れているように見えても、
実は 布シートの“奥”に染み込んでいる ケースがほとんどです。
車のシートは4層構造になっている
一般的なファブリックシートは以下のような構造です:
- 表面の布(ファブリック)
- 下のクッションスポンジ
- 密度の高いウレタン層
- シートベース(鉄板)
嘔吐物は液体なので、
②クッション~③ウレタン層まで深く浸透 します。
表面をどれだけ拭いても、
内部に染みた汚れや臭いには届きません。
嘔吐のニオイは「酸性臭」だから落ちにくい
嘔吐物には
・胃酸
・タンパク質
・脂質
・消化途中の食物
など、強い酸性の成分が含まれています。
酸性臭は 水拭きや中性洗剤では分解できず、乾いても復活 します。
特に夏場や梅雨は
湿度が上がる → 臭いが再発
という悪循環が起きやすいのです。
雑菌が爆発的に増えると臭いは倍増
嘔吐物は雑菌のエサです。
放置してしまうと、数時間〜半日で
・腐敗臭
・すっぱい臭い
・ムワッとした刺激臭
などが強烈に発生します。
家庭では 内部の菌まで除去できない ため、臭いが残り続けます。
家庭での嘔吐処理が失敗しやすいパターン
① 消臭スプレーを大量にかけて湿気を閉じ込める
最も多い失敗がこれです。
スプレーは一時的に匂いを誤魔化すだけで、
内部浸透はそのまま。
さらに湿気で カビ・雑菌が増殖 し、結果は悪化します。
② こすって広げることで浸透が悪化
嘔吐物をこすってしまうと
「繊維の奥へ押し込む」ことになり、
内部浸透を加速させます。
③ ドライヤーで乾かして臭い成分が固着
表面だけ乾燥 → 内部浸透はそのまま → 臭いが固着
という悪循環に。
特に高温乾燥は、臭いが定着しやすく危険です。
家庭でできる応急処置と限界ライン
嘔吐直後の応急処置は重要ですが、
それだけで“完全除去”は不可能です。
家庭でできる範囲
- 固形物の除去
- タオルによる吸水
- 薄めた中性洗剤での表面拭き
- 換気と表面乾燥
応急処置としては十分ですが、
内部の臭い成分までは除去できません。
家庭だと絶対に無理な範囲
- スポンジ層まで浸透した嘔吐物の除去
- 酸性臭の化学分解
- 雑菌の根絶
- カビの除去
- オゾンレベルでの脱臭
これらは専用機材が必須です。
プロに依頼すると何が違う?
Kurupika24 では嘔吐事故のクリーニングを多数対応してきました。
プロが行う作業は、家庭とは根本的に違います。
① 高圧温水リンサーでスポンジ層ごと洗浄
内部浸透した嘔吐物を
“吸い上げながら洗う” ことができます。
市販のリンサーとは出力が段違いです。
② 酸性臭を中和する専用薬剤を使用
嘔吐物の臭いは中性洗剤では分解できません。
プロは化学的に臭い成分を分解する薬剤を素材別に使います。
③ 除菌・オゾン処理で車内全体をリセット
内部の汚れを除去したあと、
オゾン脱臭で車内全体の菌や臭いまでリセットします。
まとめ
車内の嘔吐臭が消えない最大の理由は
“内部浸透”と“酸性臭” にあります。
表面をどれだけ拭いても、
内部に入った臭いと菌は家庭で取り除くことができません。
・翌日に臭いが強まった
・シミが広がった
・スプレーしても改善しない
こういった場合は、早めにプロへ相談するのが確実です。
Kurupika24 では、嘔吐・体液・ペット汚れなど
家庭では困難な内部クリーニングを専門に行っています。