■ ご依頼内容と車内の状況
埼玉県蕨市にて、BMW 5シリーズの車内清掃のご依頼をいただきました。
助手席で嘔吐があり、汚れと臭いの除去をご希望の案件です。
車両は高級グレードのレザーシート仕様で、見た目は綺麗でも細かい隙間や縫い目、パンチング部分に汚れが入り込みやすい構造となっています。
また、お客様より「シートを分解して内部まで清掃してほしい」とのご要望もありましたが、当店では車両の分解を伴う作業は対応していないため、その点は事前にご説明の上、非分解での最大限の清掃対応となりました。
電気・水道が使用できない環境であったため、機材・水はすべて持ち込みでの作業となっています。
■ 作業前の状態
助手席の座面およびサイドサポート部分に、嘔吐による汚れの付着が確認できました。
表面には乾いた跡やムラが残っており、レザーの質感にも若干の違和感が出ている状態です。
また、フロアマットや足元にも軽度の汚れや異物が確認でき、嘔吐による飛散が限定的ながら広がっている状況でした。
レザーシートの場合、見た目以上に縫い目や隙間に汚れが残りやすく、そこから臭いが発生しやすいのが特徴です。



■ 作業内容
まず、レザー専用の洗浄剤を使用し、表面の汚れを丁寧に分解・除去しました。
特にサイドサポートや縫い目部分は汚れが溜まりやすいため、ブラシと拭き上げを繰り返しながら処理しています。
パンチング部分についても、穴の奥に汚れを押し込まないよう注意しながら洗浄を行いました。
分解ができない分、表面と隙間部分の処理精度を高める形で対応しています。
フロアマットおよび足元カーペットについても同様に清掃を行い、車内全体として違和感のない状態に整えています。
臭い対策としては、オゾン脱臭を実施。
空間全体に対してアプローチすることで、表面清掃だけでは取りきれない臭い成分の軽減を図っています。
■ 作業後の状態
助手席のレザーシートは、表面の汚れが除去され、本来の質感に近い状態まで回復しました。
シミやムラも目立たなくなり、見た目としては清潔感のある仕上がりとなっています。
また、オゾン脱臭の効果により、車内に残っていた不快な臭いも軽減され、乗車時の違和感は抑えられた状態です。
ただし、分解を伴わない施工のため、内部に入り込んだ成分については完全除去が難しい場合があります。
その点も含めて、現実的な範囲での改善となる事例です。
